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[動画・公開練習]2014.1.8

高野、ファイトマネーUPを要望

高野人母美(ともみ)
 大晦日の移籍初戦を2RTKO勝利で飾った4戦全勝(3KO)の現役モデルボクサー、高野人母美(26=協栄)が、8日に報道陣を集め練習始めを公開した。年末の慌しさもあり、頭がまだ正月モードと話す高野は、それでもシャドー、サンドバック打ちで汗を流し、新井史朗トレーナーとのミット打ちでは綺麗なワンツーからフック、アッパーなどのコンビネーションでジムに乾いた音を響かせた。
高野の練習始め
 練習後、高野は31日の試合を振り返り、「いろいろな意味で緊張し、反省点の多い試合でした。打たれたから打ち返すようではダメ。次は自分から仕掛けていきたい」と意気込むと、金平桂一郎会長は次戦を3月24日(月)の後楽園ホールと発表。この日は東洋太平洋フェザー級王者の天笠尚(山上)の初防衛戦(対戦相手未定)とチャンピオンカーニバル日本スーパーバンタム級タイトルマッチ、王者の大竹秀典(金子)対同級3位の中嶋孝文(ドリーム)のダブルメインイベントが組まれ、高野は相手が未定ながらセミで初6回戦に臨む。
練習後は撮影会に
 昨年4月にプロデビューし8ヶ月で4試合をこなした高野は、ボクシングに集中するためにも今後は兼業するモデル活動を控え、「今年は5試合から6試合を戦い、年内にはタイトルへの足がかりを掴みたい」と意欲的。現時点での標的は東洋太平洋スーパーフライ級王者の川西友子(大阪帝拳)だと明かした。
練習後の会見
 4回戦から6回戦に上がる高野は、話の流れで金平会長にファイトマネーの増額を要求。将来的にはボクシング1本での生活、ジムにタクシーで通えるぐらいにはなりたいと笑いを誘った。これに金平会長も「次の試合はキャッシュで帯付きの諭吉を出す」と約束。「まだまだキャリアに欠けるが、できるだけ結果に応えていきたい。年内にはメインで、世界ランカーに挑戦させることも考えている」と語り、高野への期待度を示した。
このくらいですか、いやこれくらい
 賃上げアップに成功した高野には、減量で縮んでしまうバストアップへの夢もある。前回の計量時には、豊胸するために購入した片側5万円のシリコンパッドを入れてウェイトオーバーの失態を犯したが、その場でパッドを外しことなきを得た。「本当は直ぐにでも手術をしたいが、現役の間は無理かな」と乙女心を覗かせた。
今年はボクサー高野でいきます!
 最後に高野は「去年はボクサーとして学んだ年、今年は成長できる年にしたい」と抱負を語り、着実なステップアップを誓った。