ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2014.1.7

亀田側、FAXで改めて主張

大毅は判定2-1で敗れた
 12月3日に行われたIBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(亀田)と計量失格になった前WBA同級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)との統一戦後のIBF王座を巡る問題で、6日に亀田ジム代理人の北村晴男弁護士と岡崎穂波弁護士の署名で報道各社へファックスが送られた。
計量に失格したソリス
 送付された内容では、IBFとのルールミーティングで「大毅選手が負けた時に王座は空位になると聞いた。現場で配布されたIBFルールブックでは確かに王座は保持となっているが、ルールミーティング上の取り決めが優先される」とする日本ボクシングコミッション(JBC)に対し、亀田側は改めて「ルールミーティングでもジムのアドバイザーがIBFスーパーバイザーのリンゼイ・タッカー氏に口頭(英語)で保持と確認した。さらに、このやりとりを聞いていた海外メディアの裏付けも得た」と主張し、JBCとの事実認識の齟齬を訴えた。
中央のタッカー氏が混乱の原因
 元々の混乱の原因は、タッカー氏がルールミーティング後、報道陣の囲み取材で「大毅が敗れた場合はIBF王座が空位となる」と発言したのに対し、試合後は一転して「負けても王座は保持する」と変えたことによる。なお、タッカー氏はさらにこの後、「私が試合前に空位になると言ったのならそれは私の誤り」と発言している。
FAX全文
 この件でJBCは、昨年暮れに続き今週中にも亀田側を呼び、事情を聞いた上で亀田側が主張を変えない場合は倫理委員会および資格審査委員会を開き何らかの処分を下すとしている。