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[前日計量]2013.12.30

アンダーカードも楽しみ(大阪)

宮崎は脱水症状
 明日の大晦日、大阪市内のボディメーカーコロシアムで開催されるWBA世界ライトフライ級タイトルマッチのアンダーカードには4人の世界ランカーが登場する。彼らの前日計量、意気込みをきいた。
仲村正男
 セミファイナルに登場する仲村正男(25=渥美)は、現在IBF世界スーパーフェザー級6位につける。「自分をアピールして確実に勝ちたいと思います。来年につながるように明日は確実な勝ちで行きます。今回はライト級ですが、スーパーフェザー級でいきたいです。内山選手とやりたいですね」と明日、東京で開催される世界スーパーフェザー級ダブル世界戦を意識した。
◾︎計量結果
仲村正男:61.0kg
ファーサハン・ポーラースア(タイ):61.0kg
石田匠
  4試合目に予定されている石田匠(21=井岡)は現在WBA世界スーパーフライ級10位につけている。「しっかり勝って一翔さんや宮崎さんにつなげたいです。世界ランカーとしてスピードとキレをしっかり見て欲しいです」と意気込みを語った。
◾︎計量結果
石田匠:52.0kg
カムバック・ウォーポーシーサケット(タイ):51.5kg
角谷淳志
 5試合目に予定されている角谷淳志(28=金沢)は、現在WBC世界ライトフライ級24位にランキングされている。「前の試合は、負けているので再起戦という位置付けで負けられません。1個1個しっかり勝って来年着実にランキングを上げていきたいと思います。またデカイ試合がしたいので」と気合いを入れた。
◾︎計量結果
角谷淳志:50.5kg
タミンカオ・ソーターンティップ(タイ):50.0kg
宮崎亮
  6試合目に予定されている宮崎亮(25=井岡)は26日付でWBA世界ミニマム級のタイトルを返上し、本来のライトフライ級に戻して最初の試合を迎える。しかし、29日、4時間サウナルームでロープ飛びを敢行し究極の減量に挑んだ結果、練習後300gオーバーで家路についた。昨日の無理な減量からか1人では歩けないほどの脱水状態に陥った。この日は、ジムのスタッフに抱えられながら会場入りした宮崎だったが、意識を保つのがやっとという状態で、全裸のまま計量台に乗るとリミットで前日計量をパスしたが、意気込みを語る余裕のないまま会場を後にした。
◾︎計量結果
宮崎亮:48.9kg
ファーラン・サックリンJr:48.9kg
サックリンJr.は元気
 本来のライトフライ級に戻して挑む宮崎だが、この日行われた前日計量では、計量苦を隠しきれなかった。明日までにどれだけ回復できるかが、試合のカギといえる。大晦日ボクシング祭り、大阪の陣、アンダーカードからも目が離せない。