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[予備検診]2013.12.3

八重樫&ソーサは友好ムード?

サービスショット用の睨み合い
 今週6日に東京・両国国技館で開催されるWBC世界フライ級タイトルマッチ、王者の八重樫東(30=大橋)対同級1位のエドガル・ソーサ(34=メキシコ)の予備検診が3日、都内のJBC事務局で行われた。12月は世界戦ラッシュとあってマスコミの注目も高く、検診に使用された部屋には大勢の報道陣が詰めかけた。
 八重樫陣営よりも先に到着したソーサ陣営は、関係者と撮影会を始めるなど友好ムード一色。余裕の表れは、メキシコ人の陽気さとソーサのコンディションの良さからきているようだ。
八重樫の検診
 しかし、順調な調整は八重樫も同じで、検診後の会見に落ち着いた表情を見せた。 初めてソーサと対面した八重樫は「もっと大きな選手かと思っていたが、そんなに変りませんね。 (ソーサのリーチが9cm長いことについても)当初から織り込み済みで気にはならない。 昔からテレビで見ていたチャンピオンだしリスペクトはしているが、リングに上がれば関係ない」とコメント。
胸囲が5cmアップ
試合については「作戦は考えているが、あとは自分の直感を信じたい」と厳しい戦いを予想するが、 「今年フライ級に転級し、いろんな経験をさせてもらった。勝って1年を締めくくりたい。負けられない」と静かな闘志を燃やした。
ここまでパーフェクト
 一方、かつてWBC世界ライトフライ級王座を10度防衛した実力者のソーサは、この季節の日本でも減量に問題はないと56戦の経験値をアピール。 「コンディションはパーフェクト。フィジカル、メンタルとも過去最高に充実している。良い試合を見せるよ、グラシャス」と 過剰すぎるほどの自信を示した。
ソーサの検診
 検診の結果、両者に異常は見られず、明日は午後から都内で調印式に臨む。また、検診後のフォトセッションでは睨み合いのサービスをした両者だったが、大橋秀行会長が撮影を求めると三人笑顔でカメラに収まっていた。
大橋会長自ら撮影
■予備検診結果
八重樫東
身長:160.5cm
胸囲:90.5cm
リーチ:161.0cm
血圧:139/96mm/Hg
脈拍:53/min
体温:36.5℃

エドガル・ソーサ
身長:161.0cm
胸囲:92.5cm
リーチ:170.0cm
血圧:113/77mm/Hg
脈拍:46/min
体温:36.9℃