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[公開当日計量]2013.12.3

ソリスは午後に当日計量

JBCの秤で福地さんが計量係
 3日早朝8時、ホテル日航大阪特設会場で、本日ボディメーカーコロシアムで開催される亀田祭りに出場するIBF世界スーパーフライ級王者・亀田大毅(24=亀田)とIBF世界ミニマム級王者・高山勝成(30=仲里)と対戦相手の同級6位・ビルヒリオ・シルバーノ(比)がIBFの規定に沿って行われる当日計量に臨んだ。
 IBFは選手の健康を最優先する理由から前日計量から10ポンド(4.53kg)以上の増量を認めていない。
大毅はリラックス
 当日計量に臨んだ亀田大毅はリラックスした様子で服を着たまま計量器に乗ると56.0kgと昨日の前日計量から3.9kgの増量で当日計量をパス。「昨日は重湯と豚しゃぶを食べた。戦闘モードになってきた。試合が楽しみだ」と元気な様子で計量会場を後にした。
高山は平常心
 IBF世界ミニマム級タイトルマッチ臨む王者・高山勝成も52.5kg(洋服着用400gマイナスし実質4.5kg増量リミット)で計量をパス。「今から試合時間までチームのみんなと静かに過ごします。ここ4年はずっと当日計量を経験しているので全く問題ありませんね。まだ戦闘モードにはなっていないけど、徐々にあげていきます」とIBF王者らしく慣れた様子で会見を終えた。
シルバーノは戦闘モード
 一方、王者・高山に挑戦するヒルビリオ・シルバーノは50.8kgで当日計量を昨日の前日計量(46.4kg)から4.4kg増量したがパス。「グット コンディション、今日は良い試合をお見せできると思います。日本に住んでいるフィリピン人の人にも応援してもらいたい。応援よろしくお願いします」と来日依頼初めて饒舌に話した。
中央がタッカー氏
 当日計量を指揮したIBFスーパーバイザーのリンゼイ・タッカー氏は「日本での公開当日計量にこんなにメディア(約20名)が集まってくれてありがとうと言いたい。海外なら2、3人集まればいいところだからね」と笑顔で話し「亀田大毅の対戦相手リボリオ・ソリス選手(昨日の前日計量を1.1kgオーバーで失格、WBA王者を剥奪)は会場で午後6時ごろ計量する。特に規定とは関係ないが試合の公平性を保つため10ポンド(4.53kg)以上増量しないよう昨日言い渡しているからね」と異例の計量を行うことを明かした。
胸には日の丸
 なお、IBF世界ミニマム級タイトルマッチは、男子世界戦では国内初となる女性レフェリー、米国のスパークル・リー氏が裁く。また、大毅対ソリス戦にも米国人女性パトリシア・ジャーマン氏がジャッジとして入る。