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[前日計量]2013.12.2

ソリスが前日計量失格

失格に逆ギレのソリス
 IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(亀田)とWBA世界同級王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)による2団体王座統一戦の前日計量が2日、大阪市内のあべのキューズモールで行われたが、1回目の計量で1.4キロオーバーしバンタム級のリミット53.5kg指したソリスは、1時間後に再計量も1.1キロオーバーし残り時間を待たずにギブアップ。計量失格となった。
もめにもめました。
 この結果、明日2日に予定されていた王座統一戦を前にソリスはWBA王座を剥奪された。しかし、あすの試合は予定通り開催される。この試合で大毅が勝利した場合は、当初の予定通りIBFとWBAの統一王者となる。しかし、ソリスが勝利した場合は、IBF、WBAともに世界王座が空位となる。また、IBFは世界戦の当日に「当日計量」を行い、選手は10ポンド(=4.53キロ)以上体重を戻してはいけない。今回の試合に関しては大毅のみが当日計量を行うことになった。
 従って、あすの王座統一戦は大毅が勝利した場合にのみ適応される変則的なものとなった。
大毅が勝てば王座統一
 リミットの52.1kgで前日計量を終えた大毅は「相手がオーバーするのは2回目やなあ。きついんかなあ。俺は日本人やから真面目やねん。明日はしっかり統一して、今年一年負けないで年越ししたいな。まあ、ええ試合するよ。応援よろしくお願いします」と気持ちを切らすことなく明日の試合に臨むことを誓った。
ソリスはWBA王座剥奪
 一方のソリスは「オーバーは仕方ない。日本の気候が思っていたよりも寒くて汗をかけなかった。あとは試合をするだけだよ。もういいか。アディオス。アリガトウ」と不機嫌そうに会場をあとにした。