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[公開練習]2013.11.25

軽量級でも迫力の試合を

宮尾 綾香
 今月28日、東京・後楽園ホールで3度目の防衛に臨むWBA女子世界ライトミニマム級王者の宮尾綾香(30=大橋)が25日、横浜市の所属ジムで練習を公開した。今回の相手は指名挑戦者の同級1位グレッチェン・アバニエル(比)。外国人選手との対戦はJBC公認後初となるが、淡々と練習をこなす宮尾に気負いはなく余裕さえも感じられた。
大橋会長は挑戦者のモチベーションを警戒
 今回の課題として、強いパンチを打つこと上げた宮尾は「軽量級でも迫力のある試合を見せたい」と話し、サンドバッグでも言葉とおりの緩急をつけた左フック、右ストレートを披露。これまでのスピード重視のスタイルが進化した形となった。
サンドバッグに打ち込む宮尾
 宮尾は、28日に同じリングに立つ江畑佳代子(ワタナベ)と神奈川県平塚でミニ合宿を行い、砂浜での走り込みで持久走をアップ。また、試合に集中するもの同士でスパーリングを重ね手応えを掴んでいた。
王者の風格も感じられる
 終止リラックスした表情は、やるべきことをこなしてきたという自信の表れか――。次にスタンバイしていたアバニエルとも顔を会わせることなく、早々にジムを引き上げた。