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[世界戦発表会見]2013.11.20

大晦日は一翔

井岡と宮崎が大晦日を盛り上げる
 WBA世界ライトフライ級王者、井岡一翔が20日、3度目の防衛戦を大晦日に行うことを発表した。
 この日、大阪市内のホテルモントレグラスミヤで開かれた会見には、一翔と同門の宮崎亮も出席し、2度防衛したWBA世界ミニマム級の防衛戦ではなく、ライトフライ級に階級を戻して、世界前哨戦を行うことを明かした。
 試合開始は18時からでTBSが全国中継する。
最強挑戦者を迎える
 世界チャンピオン井岡は、挑戦者にWBA世界ランキング4位・WBO世界ランキング1位で無敗のフェリックス・アルバラード(ニカラグア)を迎える。
※アルバラードの戦績
18戦18勝(15KO)無敗
 3年連続で大晦日のリングに上がる一翔は「大晦日3年連続で出来る事は光栄ですし、3年連続のKOを狙いたいと思います。今回のテーマは蓄積ボクシングですね。打たせず打つボクシングをしたいと常々言っていますが、それを今回のテーマにしたいと思っています。応援よろしくお願いします」と終始にこやかに会見を終えた。
宮崎は本来の階級で暴れる
 ミニマム級で世界王座に就くまで主戦場としていたライトフライ級に階級を戻して、世界前哨戦を行う宮崎亮は、IBF世界ライトフライ級ランキング11位・WBA世界ミニマム級7位のファーラン・サックリン・ジュニア(タイ)と拳を交わす。
 タイトル防衛戦を回避することを決意した宮崎は「今年の大晦日はノンタイトルですが、世界戦の気持ちを維持して、来年の自分の野望に向けてしっかり今年を締めくくりたいと思います。応援よろしくお願いします」と、気合を入れた。
井岡一法会長
 この日の会見に同席した井岡ジム、井岡一法会長は「一翔は来年の春に(予定している)統一戦、または3階級制覇に向けてしっかり勝って、つなげていかなあかんな。ホンマは楽な相手を選びたいけど、本人も強い相手としたいと希望しているので、やらすことにした。今回の相手はリーチもあるし、左ジャブ.、左アッパーなど色々と強化していく」と、ライトフライ級屈指の挑戦者に警戒心を強めた。
 また、ライトフライ級のリングに上がるミニマム級王者の宮崎に関して「今のタイトルをどうするかは、まだハッキリしてないけど、(ライトフライ級は)本来の階級やし、やってくれるやろ。やってもらわなアカンしな。応援よろしくお願いします」と、2階級制覇に向けて背中を押した。
ライトフライ級戦線に注目
 井岡一翔と宮崎亮が真打を務めた、夏の世界戦ラッシュを彷彿する2013年冬の世界戦祭りで一翔が、またしても真打として登場する。今年の大晦日は、東京でWBA世界スーパーフェザー級王者、内山高志(ワタナベ)とWBC世界同級王者、三浦隆司(帝拳)が、それぞれ防衛戦を迎える。従って、ボクシングに湧いた2013年の締めくくりは、世界戦3試合ということになる。