ボクシングモバイルニュース
[試合後会見]2013.10.14

大阪のKOボーイ

仲村正男
 14日、大阪市内の住吉区民センターで行われたYou will be the Champion2(六島ジム興行)のメインに登場した仲村正男(25=渥美)は、IBF世界Sフェザー級14位のファーサイ・サックリーリン(タイ)を迎えて世界ランキング奪還に挑んだ。
仲村正男
 試合はあっけなく終わった。試合開始早々から猛攻をかける仲村は右ストレートでさいしょダウンを奪うと右ボディで二度目のダウンを奪い、そして最後にもう一度右ストレートで計三度のダウンを奪って完勝。世界ランカーをマットに沈め17戦16KOの実力を大阪のファンに印象付けた。
ツーショット
 控え室に戻った仲村は「会長代行と二人三脚でやってきた成果が出ました」と笑みがこぼれた。「短い時間の中でもやってきたことがほとんどできたので、まあ80点くらいですね」と試合を振り返った。次の試合のことを尋ねられると「会長代行にお任せします、1年以内にはしたいですね」と次戦に向けて気合を入れ直した。
 会見に同席した大東旭会長代行は「作戦通りに行きました、ズバリ1RでのKOを言っていたのでその通りになってよかったです」と人懐っこい笑顔で答えると「1年以内には世界戦をやりたいです。やれるように頑張ります」と力強く宣言し会見を終えた。
ファーサイ
 一方、1RでのKO負けを喫したファーサイは控え室に戻ると、しばし呆然とした様子で「何もできなかった。準備段階でやられてしまった」と下を向き「ナカムラは右ストレートが強烈だった」と勝者を称えると、さみしげに会見場を後にした。