[ニュース]2013.10.13
村田がWOWOWでゲスト解説
村田とエキサイトマッチの面々
WOWOWエキサイトマッチで14日夜9時に放送されるWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、ティモシー・ブラッドリー(米)対ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)の番組収録が13日、WOWOW辰巳放送センターのスタジオで行われ、ロンドン五輪金メダリストの村田諒太(27=帝拳)がゲスト解説で登場した。
収録の様子
一ボクシングファンとして、国内より海外のボクシングに精通するという村田は、これまでも同番組に数回ゲストとして出演。「準レギュラーの村田です」と笑いを誘うなど解説も手慣れたもので、正規レギュラーで元WBC世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃氏と、それぞれの色を出したコメントで番組を盛り上げた。
収録後、取材に応じた村田は、ブラッドリー対マルケスの前座で行われたアマチュア最強、五輪2大会連続金メダルのワシル・ロマチェンコ(25=ウクライナ)のプロデビュー戦を評価した。同じ金メダリストとして「初戦でWBOインターナショナル・フェザー級王座を獲得したことは凄い」と称賛したが、プロとしての実力は計りかねる模様。予定されている2戦目での世界王座挑戦にも「まだ無理じゃないですか、僕ならやりません」と言い放った。
収録後の囲み取材
また、今回のブラッドリー対マルケス戦を含め、近年の見せ場の少ないボクシングついて、「一般の人が見ても面白くないのでは」とスポーツ化の傾向を批判。「相手に向かっていく姿勢にドラマがあり、感動を呼ぶのがボクシング」と持論を展開した。ロンドン五輪での戦い、そしてプロ転向後も圧巻のデビュー戦KO劇を見せてきた村田だけに、言葉には重いものがあった。
気になるのは村田の第2戦。この日は残念ながら明らかにはされなかったが、まもなく発表される見通し。次戦のドラマが楽しみだ。