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[エアボクシング]2009.8.17

エアボクシングプレ大会開催!!

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 東日本ボクシング協会が提唱する“エアボクシング”は、全ての年代・老若男女が体格やパワーのハンデを感じる事無く、同じリングで戦う事が出来るボクシングの新しいスタイルである。ボクシング人口の底辺拡大を狙い、ボクシングをもっと楽しんでもらおうと東日本ボクシング協会が総力を挙げて創り上げた。
 16日、そのエアボクシングが大森ゴールドジムアネックスで記念すべきプレ大会開催を迎えた!!

※エアボクシングとは…男女年齢関係無くトーナメント形式で争われ、互いがリング上で戦う事を想定しシャドーボクシングを行う。勝ち上がると対面形式のシャドーボクシングに変わるが、決して相手の身体に触れる事無く、安全面に配慮した新しいボクシングスタイルである。
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 プレ大会には57人(女性7人)の勇士が集まり、参加年齢も6歳~71歳と幅広く、日頃の練習の成果を発揮すべく華麗なシャドーを披露した。エアボクシングのジャッジの面白い点は、基本フォームは勿論、コンビネーション・ディフェンス・フットワークと採点され、終了ゴングと同時に選手はフィニッシュブローとなる“決めポーズ”を取らなければならない。この“決めポーズ”が見せ場の一つであり、参加選手はそれぞれが得意なポーズで自身最高のパフォーマンスを魅せた。
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 プレ大会トーナメントはU-12部門・一般部門の2部門で開催。U-12部門決勝戦は“徳本琉星=9歳(京浜川崎)VS山口龍哉=9歳(大橋)”と同学年の戦いとなったが、徳本君が判定3-0(20-19・20-19・20-18)で制し、6名参加の初代U-12・エアボクシングチャンピオンとなった。
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 一般部門は51名が参加し、エアボクシング初代チャンピオンを目指し熱い戦いを見せた。そして20代・30代の並居る強豪を破り決勝に勝ち進んだのは、和田優馬=12歳(TAIKO小林)と今川未来=13歳(木更津GB)の中学一年生同士。ボクシング界の明日を担う逸材対決は、自身の持てる技術の全てを出し合う好勝負となり、ジャッジの大橋秀行・川嶋勝重・セレス小林の元世界王者3人の判定も割れる結果となった。
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 川嶋勝重は19-20で今川を、大橋秀行は20-18で和田を、そしてセレス小林は19-20で今川に軍配を上げた。これにより今川君が判定1-2でエアボクサー51名の頂点に立ち、初代エアボクシングチャンピオンの栄冠を掴んだ。
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 多くの参加者が集い、沢山の汗と笑顔で全員が一つとなったエアボクシングプレ大会。東日本ボクシング協会大橋会長は「皆さん凄く良い顔をしてますね。やっている人達が本当に楽しんでくれている。男性も女性も子供も同じリングで戦えるのがこのエアボクシングの醍醐味。新しい試みとしてこれから頑張りますよ」と、プレ大会成功に笑顔を見せ、更なる飛躍を誓った。
 ボクシング界初の試みとしてスタートを切ったエアボクシング。参加者達の“熱意”と“笑顔”がプレ大会の成功を物語っていた。エアボクシングはボクシング底辺拡大の一手となるのか…。今後の大会開催に大きな期待が懸かる!!
 今回のエアボシングプレ大会にはヨード卵光の日本農産(株)と、スポーツ用具の(株)ニシ・スポーツに協賛して頂き、参加者達のエアボクシングに熱いエールを送っていた。