ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2013.9.14

乾坤一擲、勝負の米澤

米澤重隆
 引退か、現役続行か…。今月20日、オーストラリア・ゴールドコーストでWBO世界ミドル級10位のレス・シェリントン(31=豪)と WBCアジア・ミドル級王座決定戦を戦う、定年間近の「崖っぷちボクサー」こと東洋太平洋同級14位の米澤重隆(36=青木)の激励会が、 14日に所属ジムで行われた。
小林昭善トレーナー、有吉会長と
 国内の規定により、37歳になると自動的に定年となるが、日本か東洋太平洋王座の獲得、または世界ランキングに入れば関係はなくなる。 来月18日でその37歳を迎える米澤は、ボクシング人生を懸けた大一番を前に「感謝の言葉しかありません。これまでの格闘技人生を懸けて試合に臨みたい」と、チャンスをくれた有吉将之会長に感謝した。
崖っぷちボクサーの明日はどっちだ
 シェリントンについては「身長差はあまりない。世界の強豪だが、決して隙がないわけではない。接近戦になればチャンスはある」と分析し、その上で「勝ちます!その為にこれまで練習を積んできた」と意気込んだ。
 これまでタイで2戦を経験し、元アマチュアレスリングでの海外戦も豊富なだけに、敵地でのプレッシャーはないと頼もしい。身体をきっちりと仕上げた米澤は、試合3日前の17日に日本を発ち、日本時間20日の夜7時ごろのゴングを待つ。オーストラリアからの朗報に期待したい。

レス・シェリントン 戦績38戦32勝(19KO)6敗
米澤重隆 戦績16戦7勝(2KO)7敗2分