[調印式]2013.9.10
この夏、最高の世界戦
この夏最後の世界戦に注目
9月11日にボディメーカーコロシアム(大阪)で開催されるWBAダブル世界戦の調印式が行われた。壇上にはWBA世界王者の井岡一翔と宮崎亮、挑戦者のクワンタイ・シスモーゼンとへスス・シルベストレがそれぞれの陣営とともに並んで席についた。
慎重にグローブチェック
調印式の冒頭、明日のダブル世界戦の立会人を務めるアラン・キム氏が2020年東京オリンピック開催地決定を祝福した。
明日の世界戦で井岡一翔と宮崎亮は黒のウィニング社製8オンスのグローブを使用する。挑戦者はともに青のウィニング社製のものを使用する。
明日の世界戦で井岡一翔と宮崎亮は黒のウィニング社製8オンスのグローブを使用する。挑戦者はともに青のウィニング社製のものを使用する。
リングで証明する
井岡一法会長から年末か来年にも三階級制覇を目指すよう発破をかけられた一翔は、マスクを外すと「悪いが明日は負けてもらう」と、静かに闘志を燃やすと「毎回、通過点だと思っている。明日の試合は自分のボクシングを組み立てて三試合連続KOを狙っていきたい。」と続け「三階級制覇にGOサインが出るように。リングで証明したい」と抱負を語った。
明日は負けてもらうと一翔
「厳しい減量にもよく耐えた」と井岡一法会長から労いを受けた宮崎亮は「コンディションはしっかり作ってきた。あとはいい試合をするだけ。自分でも楽しみ」と最強挑戦者との対決を心待ちにした様子で「明日は会場をメッチャ盛り上げて、最高の夏の終わりにしたい」と世界戦ラッシュに湧いた2013年の夏、最後の世界戦に向けて気合いを入れた。
クワンタイはにらみつける
「井岡さんと試合ができてうれしい。試合で会いましょう」とガムを噛みながら会見で話したクワンタイは、会見後の囲み取材で「井岡さんは減量で疲れていたように見えた。判定では勝てないと思うので、KOで勝ちたい」と話すと笑顔で会場を後にした。
最強挑戦者をぶっとばす
「明日になれば誰がチャンピオンかがわかる」と自身を指差すと「ここにいる」と続けて甲高い声でアピールした暫定王者、へスス・シルベストレは「お前のために厳しいトレーニングを積んできたんだよ」とメキシコで吉報を待つ息子に伝えて来日したという。「戦う意欲を持ってリングに上がってきてください」と宮崎を挑発した最強挑戦者は「宮崎が足を使って戦うようなら、1ラウンドに倒す」と最後まで強気な姿勢を崩さなかった。