ボクシングモバイルニュース
[12時のニュース]2013.9.3

IBF当日計量に不正なし

報道陣も混乱
 3日に行われるIBF世界スーパーフライ級王座決定戦の立会人を務める、リンゼイ・タッカー氏によるとIBFルールの当日計量にローカルコミッション(日本ではJBC)が立ち会うケースは、海外では少ないとのこと。
スーパーバイザーのリンゼイ・タッカー氏
 IBF当日計量に関する今回の騒動は、IBFによるJBCへの説明不足が原因と考えられる。
 今朝8時に高松市内のホテルロビー前で行われた当日計量に立ち会った、今夜の試合の立会人、リンゼイ・タッカー氏によると、両者ともに125ポンド(=56.7kg)で、当日計量をクリアしたとのこと。昨夜、非公式の場で「両陣営より当初予定されていた朝10時からではなく、8時からに変更したいとの連絡があった」とのことで、それを了承し、JBCへの連絡がないままに行われた模様。
 IBFのルール上、当日計量は当初予定していた時間よりも2時間以内であれば、時間を早めて行ってもよいとのこと。
右がIBF会長ダーリル・ピープルズ氏
 JBCによると、日本国内のルール上、前日計量をクリアした選手であれば試合をすることに問題はないとのことで、今回のケースでは、世界戦としてIBFが認定するのであれば、それを優先するとの見解を示した。またIBFによると大半の国でも同様なため、メキシコやアメリカなどでもローカルコミッション関係者の立ち会いがないまま当日計量が行われているとのことで、見解の相違、または連絡の行き違いがあったものと考えられる。騒動に関してダーリル・ピープルズIBF会長は「JBCに申し訳のないことをした」と語った。
握手を交わしたが
 11時過ぎに急きょ行われた両選手の共同会見で、当日計量前から食事はしていたという大毅は「(体調管理上)ちょうどよかった」と初の当日計量を振り返ると「あとはやるだけ」というとゲレーロと握手を交わして、会場をあとにした。
ゲレーロは笑顔に
 「モチベーションも上がってきた。」と笑顔を見せたゲレーロは当日計量の時間が8時に前倒しされたことに関して「早く行われてよかった」とホッとした表情を浮かべた。