[動画・前日計量]2013.8.24
静の井上、動の田口
決戦に向けて
いよいよ明日に迫った日本ライトフライ級タイトルマッチ、王者の田口良一(26=ワタナベ)と挑戦者で日本同級1位、井上尚弥(20=大橋)の前日計量が24日、都内・後楽園ホール展示会場で行われた。
少し緊張した面持ちで姿を現した王者に対し、挑戦者は厳しい顔つきで計量に臨み、両者ともリミットの48.9kgで一発クリア。計量後、別々に囲み取材に応じ、明日に向けての意気込みを語った。
少し緊張した面持ちで姿を現した王者に対し、挑戦者は厳しい顔つきで計量に臨み、両者ともリミットの48.9kgで一発クリア。計量後、別々に囲み取材に応じ、明日に向けての意気込みを語った。
計量に臨む井上
日本同級1位
井上尚弥(大橋)
前日計量48.9kg
井上尚弥(大橋)
前日計量48.9kg
終始落ち着いていた井上
「いよいよという気持ち。(王者と向かい合っても)特に何も感じない」と、気持ちを張り詰めるでもなく、淡々と静かに闘志を燃やす井上。「いい感じで体重を落とせた」と万全な体調をアピールし、明日は3~4kg上げてリングに立つという。今日はトレーナーでもある父・真吾氏の誕生日とのことで「明日しっかり勝って、誕生日を祝いたい」と最後には笑顔を見せた。
田口の背中に鋭い視線を浴びせる井上
日本Lフライ級王者
田口良一(ワタナベ)
前日計量48.9kg
田口良一(ワタナベ)
前日計量48.9kg
今回の減量はきつかった
上半身の筋肉量を上げたことで減量がきつかったともらした王者は、水分を摂りながら「改めてやってやると思った」と珍しく気を吐いた。打ち合うのかの質問にも「これぞボクシングの面白さ、醍醐味を見せたい。相打ち覚悟で最初から飛ばす。スキがあればいつでも仕掛けます。ベルトは渡さない、勝つイメージはある!」と、井上とは対照的に鼻息荒く、既に臨戦モードにあった。
静の井上と動の田口、はたしてこの両者の異なる心境が明日の対決にどう作用するのか。