[動画・発表会見]2013.8.23
世界3位vs20歳の怪物
注目の一戦
日本ライトフライ級タイトルマッチ、王者でWBA3位にランクされる田口良一(26=ワタナベ)対1位の挑戦者、3戦全KO勝ちの井上尚弥(20=大橋)の10回戦は25日、神奈川県座間市のスカイアリーナ座間で行われる。井上が勝てば辰吉丈一郎や平仲信明らに並ぶ4戦目での戴冠となる注目の一戦に向け、23日には都内で共同会見が行われた。
田口は緊張気味
会見は村田対柴田の会見とともに行われた。大勢のメディアを前にひな壇の前列に座った田口はやや緊張の様子だった。会見の途中で言葉に詰まる場面もあった。「井上選手はスピードがあってパワーもテクニックもあり、何でもできるレベルの高い選手。でも、自分も着々と準備をしてきた」と相手の力量を認めつつも自信の一端をみせた。
人生が変わる戦い
これに対し20歳の井上は「この一戦は僕にとっても田口さんにとっても人生が変わる一戦。辰吉さん以来の4戦目(王座獲得)という記録がかかる試合なので、人生をかけて戦う。田口さんは正統派だが、ときおりスイッチするなどいろいろできる選手。でも技術では僕も負けない」とコメント。言葉の端々に気の強さを感じさせた。
左がカギ
勝負のカギについては、田口は「左ジャブ、左フックなど左がキーになると思う。常に動いて撹乱したい」と策の一端を明かした。これに対し井上は「スピードと足だと思う」と答えた。
決戦は25日
明日24日午後の計量を経て、いよいよ明後日25日夕方、決戦のゴングが鳴る。