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[動画・公開練習]2013.8.20

ワタナベジムが熱い

石原トレーナーを囲む両雄
 8月25日、座間で井上尚弥(大橋)を迎え撃つ日本ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)と、有明コロシアムで村田諒太(三迫)のデビュー戦の相手を引き受けた東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄が、20日、東京・五反田のワタナベジムで、そろって公開練習を行った。
青:田口 白:植木
 まずは田口から、ジムメイトの植木秀利を相手に、2ラウンドのスパーリングで、左ボディに思いきりのいいアッパーをめり込ませるなど好調ぶりを披露した。
田口良一
「下馬評は不利だが、僕も引退後の人生まで大きく変わると思ってトレーニングを積んできた」と語る。井上最大の武器は左フックが得意だが、「僕も左フックは得意。コツコツと当てていきたい」と目を輝かせた。
柴田明雄
柴田は、2ラウンドのミット打ち。バスケで仕込みのフットワークも健在だった。「こんなに注目されたことがないので、僕自身そわそわしている。村田君はとにかくレベルの高い選手で踏み込みが速い。スタイルをプロ用に変えてくる来ない関係なく、後半を盛り返すのは難しい。前半は必ず取りたい」と、大物に挑戦するつもりで臨みたいと語った。
左:田口 右:柴田
 両選手の指導を担当する石原雄太トレーナーは、「フィジカルも鍛えた。柴田ならフットワーク、田口ならプレス長所を活かすためにどう持っていくかを練習してきた」と手応えを感じ始めている。踏み台にされかねないワタナベジムのダブルヘッダー。だが、田口も柴田も王者としてのプライドと意地を持って、2大ホープを崖の下まで突き落とすかもしれない。