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[動画・前日計量]2013.8.11

空位の王座はどちらに

切間と湯場
 東洋太平洋ミドル級王者の柴田明雄(ワタナベ)が返上した日本スーパーウェルター級王座を巡り、 明日12日に後楽園ホールで激突する1位の湯場忠志(36=都城レオスポーツ)と2位の切間庸裕(28=折尾)が11日、 都内のJBCで前日計量に臨んだ。
 互いに緊張した様子もなく、ともにリミット69.8kgを下回り一発で計量をクリアした。
 図らずも九州勢による新旧対決となった、今回の王座決定戦。湯場は史上初の日本4階級制覇を達成し、取り残しているこの階級で13年越しの日本中重量級制覇が完結する。対する切間は昨年2月に中川大資(帝拳)との同王座決定戦に敗れ、今回2度目の決定戦に雪辱を期す。それぞれの思惑を秘めた両者に、明日の意気込みを聞いた。
湯場 忠志
日本同級1位
湯場忠志(都城レオS)
前日計量69.6kg
「調整は順調でした。夏場はウェイトも落ちやすく嫌いじゃない。(切間選手については)スピードがあって、見た目以上にパンチがある印象。相手の出方しだいで、いくらでも戦法を変えていきます。5階級制覇についてはあまり意識していませんが、とにかく全力で頑張ります」。
切間 庸裕
日本同級2位
切間庸裕(折尾)
前日計量69.5kg
「福岡と東京の暑さはあまり変りませんね。コンディションはいいですよ。(湯場選手について)5年前に一度スパーリングの相手を務めましたが、やられたイメージしかありません。でも僕もこの5年間で経験を積んできたので以前とは違います。前回の中川戦は思うように闘えませんでしたが、今回は必ず福岡にベルトを持って帰ります!」。