[囲み取材]2013.7.30
日本選手に期待
フランシスコ・バルカルセル会長
8月1日にフィリピンのセブ島で開催されるWBO世界バンタム級タイトル戦の調印式を翌日に控えた29日、試合会場のウォーターフロントセブシティホテル&カジノで、WBOのフランシスコ・バルカルセル会長が日本の記者団を相手に囲み取材に答えた。
亀田家と記念撮影
囲み取材の冒頭、7月13日に行われたWBO世界スーパーミドル級タイトル戦に挑戦者としてリングに上がった清田祐三(フラッシュ赤羽)の戦いぶりを称え「日本でも注目の亀田和毅選手にチャンスを与えた。和毅には期待に応えてほしい」とエールを送ると「JBCとも協力しあって、日本人を絡めた試合でWBOのイメージを高めて行きたい」と熱弁をふるった。
日本市場に注目している会長
「WBO設立当初は、ハメドやクリチコ等ヨーロッパのボクサーの活躍が目立ったが、ジョニー・タピア(元IBF・WBO統一世界スーパーフライ級王者)の活躍で本格的なアメリカ進出を果たし、フィリピンを筆頭にアジア・オセアニア地区にまで勢力を拡大してきた」とWBOのこれまでの発展を語った同会長が今、期待するのが日本ボクシング市場とのことで、アフリカ出身の王者アンブンダもとても良い選手としながらも「和毅はダイヤの原石。もし勝てば日本人としては最初のWBO世界王者として、8月25日にハンガリーのブタペストで行われるコンベンションに招待したい」と力が入った。