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[ニュース]2009.7.5

佐々木、V3防衛成功!

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 4日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋ウエルター級タイトルマッチ「王者・佐々木基樹(帝拳)VS挑戦者・同級8位デクスター・デラーダ(比国)」の一戦は、終始、佐々木が左ボディ・左フックで主導権を奪いポイントアウト。観客の興味は王者・佐々木のKO劇に期待が集まったが、身長差のある両者は互いの頭が当たる場面も多く、7Rに偶然のバッティングでデラーダの前頭部が大きくカット。この負傷で試合はストップ、負傷判定で佐々木が判定3-0でV3防衛に成功した。
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 これから最後の詰めというところで、バッティングにより唐突に幕が降ろされた。王座V3防衛に成功するも佐々木に笑顔は無く、リング上のインタビューでも「正直、嬉しくないと言ったら嘘になる。倒せる相手だし、あの程度の相手に負傷判定が悔しい。東洋の先を見据えての戦いだが、この内容じゃ駄目。これからどうなるか分からないが応援宜しくお願いします」と反省仕切りのコメントに終始した。
 佐々木は現在、WBA世界ウエルター級15位、WBC世界同級13位にランク。世界戦に前進する為にも勝利は当然ながら、内容、勝ち方も問われる重要な一戦であった。