椎野「ラッキーをものにする」

　リラックスムードで計量に臨んだ椎野がリミット丁度の53.5kgでクリアしたのに対し、トゥビィエロンは恐る恐る秤に上に。すると下着を脱いでも800gのオーバーで再計量となった。
　昨秋、トゥビィエロンにWBCインターナショナル王座を奪われた椎野は、今回の再戦を「ラッキー」と喜び、「倒すことよりも勝ちを優先します」とリベンジに燃えた。
　一方、トゥビィエロンは2時間後も200gしか減らせず、この時点で計量失格。「すみません。元気になって頑張りたいがコンディション次第」と足がふらふらになりながら反省した。
　これで明日の王座決定戦はトゥビィエロンが勝ったとしても王座は空位のまま、椎野が勝てば王座獲得となる。さらにWBCの裁定を待つが、WBCインターナショナル王座も恐らく剥奪されるものと思われる。