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[ニュース]2013.5.25

冨山が7月に海外挑戦!

24日,ジムで汗を流す富山
 このところ続く日本人選手の海外挑戦。先日も荒川仁人(八王子中屋)のWBC世界ライト級暫定王座決定戦が7月28日、米国テキサス州で行われると発表されたばかりだが、その前日の27日には、中国マカオのベネチアン・カジノ&リゾートで元OPBFスーパーフライ級王者・冨山浩之介(ワタナベ)がWBO世界スーパーバンタム級6位ジェネシス・セルバニア(比)に挑戦する。
 この会場では先月6日、石本康隆(帝拳)が元WBO世界スーパーバンタム級王者ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)から金星を上げ、WBOインターナショナル王座を奪っている。
石本も戦った会場
 冨山は当サイトの取材に「もう一度世界を目指すチャンス。マカオだろうが関係ない、必ず倒してきます!」と4年前に失敗した世界挑戦の思いを込め、冨山と二人三脚で歩む小口トレーナーも「勝つつもりじゃなく、絶対に勝つ!階級は上がるが、試合までにはきっちり身体を仕上げます。早めに倒してカジノで遊ぶつもり(笑)」と冗談交じりに意気込んでみせた。
小口トレーナーと
 冨山が挑むセルバニア(21)は、破壊力のある上下へのストレートと左フックを持つ右ファイター。戦績は19戦無敗(7KO)を誇り、フィリピンで今もっとも期待される新鋭。最近ではトップランク社と契約を結び、今後は世界へ打って出ようかという選手だ。 ちなみに本日25日、日本でも馴染みのあるOPBFランカー、イサック・ジュニア(インドネシア)との試合がフィリピンで組まれている。
石本に続け
 冨山との試合、BOXRECではスーパーバンタム級8回戦とアナウンスされており、セルバニアが持つWBOアジアパシフィック同級王座が懸かるかは未定だが、冨山にとってはWBO世界ランクが手に入るかの大一番。石本に続く快挙に期待したい。
※後日、冨山のインタビューを掲載予定。