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[ニュース]2009.4.19

清水・池原不完全燃焼!

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 19日、後楽園ホールで開催された日本フライ級タイトルマッチ「王者・清水智信(金子)VS挑戦者・池原繁尊(横浜光)」の一戦。
 王者・清水は昨年、暫定王者・五十嵐俊幸(帝拳)と王座統一戦を戦い日本王座を統一。今回がV2防衛戦となった。対する挑戦者・池原は、最強後楽園を勝ち上がり今回が日本王座初挑戦。
 互いに世界を見据える上で重要な一戦であったが、1Rに偶然のバッティングで清水が左目上をカット。この傷が予想以上に大きく、2回57秒、ドクターが試合続行不可能と判断し、試合は負傷ドローとなった。
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 試合後の控室で池原は「パンチは見えていたので1Rから行けると思った。清水選手は右を狙っているのが分かったので、入って来る所に右を狙っていた。今回は運が無かった」と悔しさを滲ませた。
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 一方、王者・清水は「1R、池原選手が出てきたので戸惑ったが、左フックが当たってタイミングが掴めた。バッティングは見えなかった。ああいうタイプにも対応出来ないと…。左フックが当たる前に何度か頭が当たった。パンチはしっかり見えたが、1Rの圧力は対応しきれなかった。(池原選手は)強かった。今回の試合はスッキリとクリアしたかった…。首の皮一枚残った感じ。世界を獲れる練習をしたい」と試合を振り返った。
 また、清水は6月21日に一昨年11月に入籍をしている静恵夫人と東京ドームホテルで挙式を上げる事を発表。今回、課題の残る結果となった清水は「王座を防衛し、王者として挙式を迎える事がプレッシャーでした」と胸の内を明かした。