幸運の悪魔が訪れた

　「ボクシングジムを訪れるのは初めて」というデーモン閣下は、五十嵐へのプレゼントとして、『チャンピオンベルトケース』を渡した。
　デーモン閣下は、「いつも、会うときにベルトをバックに入れてるのをみて、傷がつかないか気になって、しっかりしたケースを作ろうと思った」と話し、「制作日数が特に掛かったのが、すでに解散した、聖飢魔IIの構成員のサインを集めることだった」と明かし、当日の試合もスケジュール調整が上手くいけば、応援に行きたいと話した。

　五十嵐は、「減量も順調で、疲労も抜けている状態。ただ、体重を落としている部分で栄養面は不足していて厳しいとこもあるが、動きは問題ないです」と報告し、「せっかく、ベルトケースを作ってもらったので、絶対にベルトは手放せない。防衛し続けてベルトケースを使い続けます」と勝利を誓った。
　互いに連絡は取り合っていたものの、会うのは昨年の11月ぶりと気づき、デーモン閣下は、改めて「明けましておめでとう」と挨拶し関係者を和ませた。
　デーモン閣下の「頑張ってね」の言葉に、五十嵐は「試合を頑張って、ライブでお会いしたいです」と意気込みを語った。