[動画・公開練習]2013.4.2
自然にKO決着になると思う
山中 慎介
「ツニャカオはスピードがあって目のいい選手。楽な試合にならないことは分かっているけれど、自分の方が強いというところを見せる」――4月8日、両国国技館で指名挑戦者マルコム・ツニャカオ(真正)を相手に3度目の防衛戦に臨む山中慎介(帝拳)が2日、都内の帝拳ジムで報道陣に練習を公開した。過去3度の世界戦で圧倒的な強さを見せている30歳のサウスポー王者は、実力者ツニャカオを警戒しつつも揺るぎない自信を感じさせた。
コンディションは最高!
帝拳ジムの浜田剛史代表、大和心トレーナーとともに会見に臨んだ山中は、何度もコンディションの良さを強調した。「完璧です。いつ試合でも大丈夫」「疲れもないし、減量もいまからで問題ないし。コンディションは本当にいい」。浜田氏も「明らかに調整はうまくなりました。最高の状態だと思います」と太鼓判を押す。
防衛毎に注目度もUP!
調整が順調にいっているためか、山中の口も滑らかだった。挑戦者のツニャカオについて印象を聞かれると、「元世界チャンピオンで強い選手なのでやりがいがあります。上体が柔らかいのでパンチはなかなか当たらないと思うけれど、徐々に崩していって最後にはパンチを当てたいですね」と、長丁場を想定しているかのような答えが返ってきた。
後援会が制作した応援Tシャツに「ゴッドレフト(神の左)」とプリントされていることを知ると、「そう呼ばれているんですか?」と苦笑いしながら報道陣に逆質問するシーンもあった。昨年11月のトマス・ロハス(メキシコ)戦の戦慄的なKOが印象深いため、今回もKO決着が期待されている。山中自身も大いに意識している様子だ。「左だけでなく右の精度も上がっているので、そこを試合で見てほしいですね。KOですか?中盤ぐらいでそうなればいいですね」。
後援会が制作した応援Tシャツに「ゴッドレフト(神の左)」とプリントされていることを知ると、「そう呼ばれているんですか?」と苦笑いしながら報道陣に逆質問するシーンもあった。昨年11月のトマス・ロハス(メキシコ)戦の戦慄的なKOが印象深いため、今回もKO決着が期待されている。山中自身も大いに意識している様子だ。「左だけでなく右の精度も上がっているので、そこを試合で見てほしいですね。KOですか?中盤ぐらいでそうなればいいですね」。
山中のTシャツを着た佐々木(左)
ジムメートの佐々木洵樹を相手にした2Rのスパーリングでは、ツニャカオと同じ左構えの佐々木をプレスしながら右で追い立てて左ストレートに繋げる攻撃パターンを確認。得意の左ストレートでパートナーの膝を折るシーンもあった。防御面では上体を柔軟につかいながらブロックで被弾を防ぐなど、ツニャカオ対策の一端を披露した。
大和トレーナーも「痛てっ」と漏らすほど
スパーリングを終えた佐々木は「山中さんの左は強いうえにタイミングが分からないんです。14オンスのグローブでガードの上から打たれても効きます。最近は左だけでなく右のジャブも固いんです」と舌を巻いた。
試合まであと6日
明日3日にはツニャカオが上京し、4日には練習を公開することになっている。試合まであと6日。いよいよ決戦ムードが高まってきた。