ボクシングモバイルニュース
[動画・公開練習]2013.3.27

好機あれば1Rでも行く

井上尚弥
 プロ3戦目となる試合を20日後に控えるスーパールーキー、日本ライトフライ級6位の井上尚弥(大橋)が27日、所属する大橋ジムでスパーリングを公開した。ジムメートのスーパーフライ級、6戦全KO勝ちの松本亮と4ラウンド、迫力あるパンチの交換を披露。4月16日に後楽園ホールで予定される日本1位、佐野友樹(松田)との試合を前に調整は順調に進んでいるようだ。 ※井上対佐野は4月16日(火)、午後7時~8時54分の枠でフジテレビが生中継を予定

■Lフライ級10回戦
日本同級5位・井上 尚弥(大橋)VS日本同級1位・佐野 友樹(松田)
■日時:4月16日(火)
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994
井上陣営
 注目度、期待度の高い井上の公開スパーリングとあってメディアは世界戦並みの数となった。佐野戦をゴールデンタイムで生中継するフジテレビも、井上とトレーナーを務める井上の父親にヘアメイクとスタイリストをつけるほどの熱の入れようだ。
井上尚弥
 スパーリングを前に会見に臨んだ井上は、「試合を前にワクワクしています。少し緊張もしていますが、いい意味の緊張です」と話した。対戦相手の佐野(31歳=23戦17勝12KO2敗4分)については映像でチェックしたという。「ラフでもトリッキーでもないので、やりやすいという印象です。理想は何もさせずに終わらせることで、こちらが攻撃して相手が出てきたところにカウンターを合わせたい。KOは流れのなかでできればと思います。でもチャンスがあれば1ラウンドでも行きます」
同門の松本亮とスパー
 今回の試合のみならず将来を見据えてスタミナ強化に励み、大学のアマチュア選手3人×4ラウンド、合計12ラウンドのスパーリングも3回こなしたという。「次の試合は10ラウンドですが、それに加えて予備タンクがどのくらいあるか確認できました」と確かな手応えを得たようだ。
豪華スパー
 3分×4ラウンドで行われた松本とのスパーリングは、ジャブの突き合いで始まった。圧力をかけながら破壊力のあるワンツーで迫る松本。適度に足をつかいながら間合いを計って上下にパンチを散らす井上。松本がワンツーでロープに押し込むシーンもあれば、井上がカウンターの左フックを見舞う場面もあるなど、一進一退の攻防はスパーとはいえ迫力満点だった。
井上尚弥
 井上対佐野の前座には7連続KO勝ちをかけて松本も出場する予定だ。4月16日の後楽園ホールは熱くなりそうだ。