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[記者会見]2013.3.12

興毅の対戦相手が…

緊急会見
 来る4月7日、大阪府ボディメーカーコロシアムにおいて、6度目の防衛戦が決定しているWBA世界バンタム級王者"浪速乃闘拳"亀田興毅が12日、都内・亀田ジムで緊急会見を開いた。
 当初発表されていた挑戦者は、WBA世界同級8位ジョンフレス・パレポ(ベネズエラ)であったが…。

■WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・亀田興毅(亀田)VS挑戦者ファン・カルロス・パジャーノ(ドミニカ)
■会場:大阪府ボディメーカーコロシアム
■日時:4月7日(日)
■お問合せ:亀田プロモーションTEL.03-5671-1333
この時期に…
 会見の冒頭、亀田ジム・嶋マネージャーから「亀田興毅の挑戦者であったジョンフレス・パレポですが、チーム内のビジネストラブルにより来日が不可能となりました。WBAから2月下旬に、世界同級6位ファン・カルロス・パジャーノに変更してほしいとリクエストがあり、大毅と和毅の試合がありましたので本日の発表となりました」と防衛戦まで1ヶ月を切った時点で異例の挑戦者変更となった。
対戦相手変更
 この発表を受け興毅は「相手が変わるのは聞いていたが…。右から左になり、頭の切り替えと戦い方が変わり少し戸惑いはあるが、チャンピオンとしてシッカリと勝って次につなげたい。パジャーノはサウスポーでアマ経験も豊富、練習しないとアカンな」と挑戦者のアマキャリアに警戒心を募らせ、サウスポーとの対戦を尋ねられ「左のパートナーが見つからず難儀したが、アマに協力してもらい3月から本格的にスパーリングを始めている。サウスポーはポンサクレック以来だから3年振りだが、余り好きじゃないかも知れないな…」と苦笑いを浮かべた。
アマ500戦・無敗の挑戦者を迎える
 最後に意気込みを求められ興毅は「パジャーノは"無敗"で強い選手だが、ちゃんと調整し結果を出すだけ。それがチャンピオンとしての務めだからな。それと東日本大震災から2年、チャリーティーマッチとしてリングに上がるが、被災地の人達に勇気を送りたいし、そのためにも最高の勝ち方をしたい!!」とタイトル防衛に強い意欲を見せた。
左はポンサク以来
 挑戦者のWBA世界同級6位ファン・カルロス・パジャーノはアマ時代、パンアメリカン大会や国際大会で上位入賞し、04年アテネ五輪・08年北京五輪にフライ級ドミニカ共和国代表で連続出場、アマ戦歴は500戦以上を誇る。10年8月のプロ転向後は数々の地域タイトルを獲得、12戦全勝6KOをマークしている。
 対戦相手が右から左に変わったことも重要だが、元オリンピアンで"無敗の実力者"と拳を交え、"世界3階級制覇"を成し遂げた亀田興毅は王者の戦いを見せ、その上でタイトルを死守することができるのか注目したい!!