[公開練習]2013.2.23
小関&柴田は準備万端!!
練習前の会見
来る3月3日、後楽園ホールで開催される「G-Legend.5」で10度目の防衛戦に臨むWBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)と、空位となったWBC女子世界ライトフライ級王座決定戦に挑む柴田直子(ワールドS)が23日、都内・青木ジムで公開練習を執り行った。
■G-Legend.5
WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦
王者・小関 桃(青木)VS挑戦者マリア・ヒメネス(メキシコ)
WBC女子世界Lフライ級タイトルマッチ10回戦
イベス・サモラ(メキシコ)VS柴田 直子(ワールドS)
■日時:3月3日(日) 開始11:00
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:東日本ボクシング協会TEL.03-3812-5588
■G-Legend.5
WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦
王者・小関 桃(青木)VS挑戦者マリア・ヒメネス(メキシコ)
WBC女子世界Lフライ級タイトルマッチ10回戦
イベス・サモラ(メキシコ)VS柴田 直子(ワールドS)
■日時:3月3日(日) 開始11:00
■会場:後楽園ホール
■お問合せ:東日本ボクシング協会TEL.03-3812-5588
小関 桃
公開練習に先立ち、記者会見を開いた両雄は現在のコンディションを尋ねられ、最初に小関が「12月に防衛戦を行い、今までで一番短いスパンで試合をする。多田さんや黒木さんとスパーをし、サウスポーに使えることが右にも使えたりと発見もあった。本当に質が高い、濃い良い練習ができています」と満足いく練習ができていることに笑顔を見せれば、続けて柴田も「9月の多田戦から半年…。スパーを始めるのは遅かったが、ツナミさんや花形さんといった自分より重い相手とスパーをし、モチベーションも上がっている。あとは疲れを抜いてコンディションを整えるだけですね」と世界奪取に自信を深めた。
柴田 直子
対戦相手の印象を尋ねられ小関は「ヒメネスは予想以上にリーチがあり、ラウンドが進むに連れて"グチャグチャ"な展開に相手を巻き込む。如何に巻き込まれないかが重要になる」と接近戦に警戒心を募らせるば、こちらもメキシカンと王座を争う柴田は「サモラは独特の角度からパンチが飛んでくる。相手にボクシングをさせず、自分のスタイルを貫くことが大切になる」と自分自身の戦いをすることが重要になると語った。
小関と柴田のスパーリング
公開練習では、小関と柴田で3ランドのスパーリングを実施した。ジャブ・右ストレートから足を使う柴田に対し、小関はプレッシャーを掛けると、左ストレート・右フックを浴びせる。ここで柴田も下がらず右ストレート・左ボディで前に出ると、小関も左ストレート・右フック・左ストレートの3連打で迎え撃ち、本番さながらのスパーで報道陣の視線をリングに引き寄せた。
スパー終了後、小関は有吉会長とのミット打ちで、柴田はジャドー・サンドバックで汗を流し、大一番に向けて準備万端といった動きを披露した。
スパー終了後、小関は有吉会長とのミット打ちで、柴田はジャドー・サンドバックで汗を流し、大一番に向けて準備万端といった動きを披露した。
王座奪取に燃える柴田
最後に、2度目の世界挑戦にボクサー人生を賭ける柴田が「復帰戦が世界戦。私は持っている(笑)。あと1週間ですが、やるべきことは全てやった。王座決定戦では自分の技術を見せ、そして自分のボクシングでビッグチャンスを掴みます!!」と気合いを漲らせれば、日本女子最多防衛となるV10達成に向け小関も「前回は見せられなかった技術で圧倒したい。トレーナーと組み立ててきたボクシング、"蟻地獄"にヒメネスを引き摺り込みます!!」と"ピンクのサウスポー"は勝利を誓い公開練習を締め括った。
必勝を誓う小関と柴田
小関VSヒメネス・柴田VSサモラの2試合はコロナビールがスポンサーとなり、メキシコのテレビ局Canal28によりメキシコ国内で放送されることも決定している。
小関と柴田は"雛祭り決戦"を制すと同時に、メキシコのボクシングファンにその存在をアピールすることができるのか…。
小関と柴田は"雛祭り決戦"を制すと同時に、メキシコのボクシングファンにその存在をアピールすることができるのか…。