ボクシングモバイルニュース
[ニュース]2013.2.7

黒田、準備は着々と!!

黒田 雅之
 来る2月27日、川崎市とどろきアリーナでWBA世界同級9位・黒田雅之(川崎新田)は、WBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(亜)に挑む。
 念願の世界初挑戦だが、黒田にとっては階級を上げた世界最高峰のリング、そして初めてのフライ級と多くの不安要素を抱える。
 ボクシングモバイルでは7日、レベコ撃破に向けて自慢の強打に磨きを掛ける"壊し屋"の練習を直撃した!!

■ホープフルファイトVol.13 WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)VS挑戦者・黒田 雅之(川崎新田)
■日時:2月27日(水)
■会場:川崎市とどろきアリーナ
■お問合せ:044-932-4639
同門選手とのスパーリング
 決戦へのカウントダウンが始まっている黒田はこの日、同門の4回戦選手2人をパートナーに6ラウンドのスパーリングを行っていた。
 黒田はレベコの出入りを意識してか、鋭いジャブを多用しリズムを作り、大振りすることなくコンパクトな右ストレート・左ボディ・左フックと浴びせ、打ち終わりにはブロック・ダッキングと使い分けディフェンスを意識していた。
 常に黒田は柔らかい動きからパンチに強弱を付け、各ラウンドのラスト20秒前後ではパンチをまとめ、パートナーを圧倒し続けた。
この時期にしては動けた
 スパー終了後、黒田は「ボディワークと左のパンチにテーマを置いてスパーをしました。でも今日は"爆発力"がイマイチでしたが、それでも良いスパーができたかな(笑)。この時期にしては動けましたが、でも少し横着してしまいました」と疲れが溜まるも、予想以上に動けたことに笑顔を見せた。
孫トレーナー
 黒田とコンビを組む孫創基トレーナーは「もっと上体を振りたかったし、接近戦でリズムが止まってしまった。パンチに緩急を付けてまとめダメージを与えたかったが、ここまでの疲れが少しでていた。今日やるべきことは出来たと思うし、テーマの見えるスパーが出来たと思います」と黒田の疲れを指摘したが、最後は及第点を与えた。
黒田はやはり爆発力が魅力
 その後、黒田は休むことなく孫トレーナーと4ラウンドのミット打ちに移ると、ジャブを軸に破壊力溢れる右ストレート・左フックを突き刺しミットを跳ね上げていた。
必ず世界を獲る!!
 川崎新田ジムにとっては開設10年目で掴んだ世界初挑戦、黒田雅之は節目となる年にWBA"漆黒のベルト"をジムにもたらす事ができるのか…。
 運命のゴングは2月27日に鳴らされる!!