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[ニュース]2009.3.17

嶋田、復活のKO勝利!!

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 昨年、怪物エドウィン・バレロの持つWBA世界スーパーフェザー級王座に挑むも、7ラウンドTKOで敗れた嶋田雄大(ヨネクラ)。36才での世界奪取の夢は砕け、試合後は引退も囁かれた。しかし敗戦から約9ヶ月、胸に秘めた想いを再び燃やすべく、嶋田が後楽園のリングに帰ってきた。
 16日に行われたヨネクラジム興行のファイナル"ライト級10回戦"に出場した嶋田は、WBAランキングの常連(最高ランク6位)、パナマの強豪WBA世界同級13位アメス・ディアス(25勝8敗19KO)を相手にジャブからの右フックで見事4ラウンドKO勝ちを収め、復活の狼煙を上げた。
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 試合後の控え室で嶋田は「今日までが長かった。ディアスはパンチが重く、当たっら倒れてしまうと思い緊張感を高めた。バレロ戦の時は、平常心で燃えるものを押さえ込んで戦った。その事で、ずっと悔しい日々を送って来た。今回は、緊張感を強める事で自分のボクシングをさらけ出そうと思った。この冬、たったひとりで蓼科キャンプをこなした事で、精神面のコントロールが向上した。年齢を重ねてもだまだ出来る事を見せたい。それが僕のモチベーション。いつでも僕は不安。今日もたまたまパンチが当たっただけ。これからも摂生とボクシングに対する情熱を胸に、地道に努力していく」と語った。
 今年8月で38才を迎える嶋田にとって、後が無いのは事実。一日一日が重く圧し掛かる。果たして、世界再挑戦の道は開けるのか…。嶋田の今後の戦いに注目したい。