[ニュース]2013.2.1
石田がゴロフキンに挑戦
石田 順裕
元WBA世界スーパーウェルター級王者、石田順裕がWBA世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/独)に挑戦――海外の複数のメディアが伝えているもので、試合は3月30日(日本時間31日)、モナコのモンテカルロで開催される予定という。
ゲンナディ・ゴロフキン
ESPN.COMのドン・ラファエル記者が、ゴロフキンのプロモーターを務めるK2プロモーションズのトム・ローフラー氏の話として報じるところによると、まだ両者はサインこそしていないものの対戦はほぼ確定という。試合はゴロフキンの持つ王座の7度目の防衛戦として行われる。
12.2/18 石田vsP.ウィリアムス
この件に関し石田(37歳=34戦24勝9KO8敗2分)は「僕もほぼ決定と聞いています」としたうえで、ゴロフキン戦に向けて闘志を燃やしている。「めちゃめちゃ強いチャンピオンだと思います。おそらく現在のミドル級で一番強いと思います。ゴロフキンはプレッシャーをかけて相手が引いたところを攻め込むタイプなので、こちらが引けば負けるでしょう。だからアウトボクシングをするつもりはありません。引かずに逆にプレスして下がらせようと考えています」
11.4/9 石田vsJ.カークランド
25戦全勝(22KO)のゴロフキンは10年8月に暫定王座を獲得し、のちに正王者に昇格。王座決定戦を含めた7度の世界戦をすべてKOで終わらせている。石田戦後の6月にはIBF王者ダニエル・ゲール(豪)か前WBAスーパー王者フェリックス・シュトルム(独)、あるいはWBO王者ピーター・クイリン(米)とのビッグマッチが計画されている。その前に石田を相手に弾みをつけようという狙いなのかもしれない。「自分が調整試合の相手に選ばれたということも分かっています。でも、負けるつもりはありません」と石田はキッパリ。2年前、当時無敗だったジェームス・カークランド(米)を初回に3度倒したシーンが思い出される。