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[ニュース]2013.1.28

西日本新人王が変わる

西日本新人王が変わる
 西日本ボクシング協会の度紀嘉男会長(アポロジム)が28日、大阪府立体育館の会議場に記者を集め、西日本新人王戦の大会運営システムを大幅に変更することを発表した。
 会見には、西部ボクシング協会本田憲哉会長(本田フィットネスボクシングジム)と中部ボクシング協会石原康之会長(トコナメジム)も同席した。
戦後初の試み
 例年、西軍新人王代表決定戦は中部ボクシング協会、西部ボクシング協会と西日本ボクシング協会が会場を持ち回りで行ってきたが、来年度2014年からは、西軍代表決定戦を西日本ボクシング協会管轄の大阪で行う方針を固めた。
 これまで、西日本新人王戦は、西部、中部共に出場選手の少なさからスケジュールの管理が難しい上に、移動の多さ、試合間隔の短さから選手の健康面も懸念材料として問題視されてきた。今回、中部ボクシング協会本田憲哉会長と西部ボクシング協会石原康之会長が西日本ボクシング協会度紀嘉男会長と協議し、戦後初の変更に踏み切った。
 これに従い2014年からは、中部日本と西部日本の勝者と西日本の代表者が西軍代表決定戦を大阪で行い勝者は東軍代表と全日本新人王をかけて戦う。
 会見で度紀西日本会長は「これは戦後初の試みで画期的な変更だ。長年の懸案事項が解決された」と懸案事項の経緯を説明すると、同席した本田中部会長も「これまで、スケジュールの管理や選手の健康面が心配だったが、この開催方法で選手も頑張れるだろう」と安堵の表情を見せた。
 今回の改革は、選手の健康管理が考慮され、経済的にもジムの負担が減ることが予想されることから、大会運営が従来以上に安全かつ健全に執り行われることが期待される。