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[予備検診]2012.12.29

内山高志vsB.バスケス

会見の模様
 大晦日に行われるWBA世界スーパーフェザー級王座統一戦で拳を交わす正規王者・内山高志(ワタナベ)と同級一位で暫定王者のブライアン・バスケス(コスタリカ)が29日、都内にあるJBC特設会場で予備検診を行った。
内山とバスケス
 両陣営ともに落ち着いた表情で予備検診を済ませると、続けて記者会見の席に着いた。
まだ闘志は抑えている
 会見の席で「バスケスには初めて会うわけじゃなく、以前パナマで会った。その時より顔がしまっていると思う」と対戦相手バスケスの印象を話した内山は「コンディションはいつも通りバッチリ。体もできている。リングに上がってから興奮してくるので、それまで抑えている」と大晦日の試合にも淡々とした様子。
日本に歴史を刻む
 一方のバスケスは「緊迫した試合になるのは分かっている。ベストコンディションで試合に臨みたい。そして日本で歴史を残したい」と試合の抱負を語るとリーチ差に関しては「今までもリーチの長い選手と戦ってきたし、これまで通り戦うだけ。問題はない」と不安は見せず「今までダウンしたことはない。今度の試合でもダウンはしないだろう」とハードパンチャー内山との対戦にも自信を見せた。
バスケスの検診
 ダウンをしたことがないと話したバスケスに対し内山は「バンバン倒れる相手よりも倒れない相手と戦った方が自分のためになる。判定かKOかわからないが絶対に勝ちます」と落ち着いて答えると、大晦日に世界戦が5つあることについて質問されると「自分がやってきた事を出すだけ。特に気にはしていない」とのことで、前回バッティングによる負傷で不完全燃焼に終わったことに触れ「バッティングについてはグローブをあげるなど意識して練習はしてきたので、問題はない」と7cm背の低いバスケス対策にも自信を見せた。
内山の検診
■予備検診の結果
正規王者・内山高志(ワタナベ)
・身長:172.3cm
・頸周:38.0cm
・胸囲:99.0cm
・リーチ:181.0cm
・血圧:123/78mm/Hg
・脈拍:68/min
・体温:35.8℃

■暫定王者・ブライアン・バスケス(コスタリカ)
・身長:165.3cm
・頸周:42.0cm
・胸囲:98.5cm
・リーチ:169.0cm
・血圧:142/71mm/Hg
・脈拍:52/min
・体温:36.1℃