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[公開練習]2012.12.14

今は自信しかない!!

藤本 京太郎
 14日、大晦日に大阪で"ヘビー級アジア最強の座"を賭け、東洋太平洋同級1位ソロモン・ハウモノ(豪)と激突するWBC世界同級14位"拳闘家"藤本京太郎が、都内・角海老宝石ジムで公開スパーリングを実施した。

■東洋太平洋ヘビー級王座決定戦
ソロモン・ハウモノ(豪)VS藤本京太郎(角海老)
■会場:大阪市ボディメーカーコロシアム
■日時:12月31日(月)
■お問合せ:角海老宝石ジムTEL.03-3915-8904
京太郎と萩森マネージャー
 スパーリング前に萩森マネージャーと会見を開いた京太郎は「王座決定戦まで残り2週間、身体も仕上がってきました。最初の目標である日本人初のWBC世界ヘビー級ランクにも入り、2つめの目標である東洋タイトル獲得が近づいてきた。僕は常に"進化"している。2102年の締め括りなので、しっかり勝って新年を迎えたい!!」と決意を語った。
ハンターとのスパーリング
 世界ランカーとして戦うことを尋ねられ京太郎は「僕自身、世界ランカーが凄いとは思っていない。僕は"強運"の持ち主だし、デビュー戦と2年連続で大晦日に戦い、しかも東洋の王座決定戦。このチャンスに獲らないと意味がない。僕は"持っている"ので必ずタイトルを掴みます!!」と意欲を漲らせ、決定戦に勝利すれば日本人初の東洋太平洋ヘビー級王者となることにも「日本人で、アジア人で戦える人間がいますか?僕以外に誰がいるんですか!!勝って日本人が"ヘビー級"で戦える姿をみせます!!」と強気一辺倒の勝利宣言となった。
スパーでバテた京太郎
 会見終了後、京太郎は入念なシャドーボクシングでアップをし、パートナーのサムエ・ハンター(NZ)と6ラウンドのスパーリングを実施した。
 京太郎とハンターのヘビー級らしい重量感溢れるパンチの応酬に、集まった報道陣の視線はリングへ釘付けとなった。スパーリング終盤、京太郎が回転の速いワンツー・左ボディ・左フックを浴びせれば、ハンターも即座に左右フック・右ストレートを返すと両者の頭が後方に大きく弾け飛ぶ場面もあり、最重量階級のド迫力を十分に見せつけた。
京太郎を気遣うハンター
 最後に世界タイトル挑戦に質問が及ぶと京太郎は「焦りはない。いまは経験が大事だと思うし、色々なタイプのボクサーと戦いたい。世界には強いボクサーが大勢いるから」と一歩一歩着実にステップアップしてきたいと今後の希望を語った。
東洋は夢のひとつ
 世界ランキングに名を連ねたとはいえ、"藤本京太郎"の知名度は世界的にまだまだ低いのが現実である。大晦日にヘビー級アジア最強の座を奪い獲り、京太郎は世界進出への第一歩を踏み出すことができるのか!!