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[試合後会見]2012.12.5

ホッとしている

試合終了直後
 4日に開催された亀田祭りのメインイベントのリングに亀田家長男の興毅とKO勝率90%のメキシコ人ウーゴ・ルイスがWBA世界バンタム級の真の王者を懸けて王座統一戦のリングに立った。
亀田興毅
 亀田興毅のボクシング史上最強と目されたメキシコの刺客ウーゴ・ルイスを判定で下し、WBA世界バンタム級王座を統一した亀田家の長男・興毅が控室に記者団を迎え入れ試合後会見を行った。
王座統一
 結婚そして長男の誕生でパパにもなった興毅は「ホッとしている」と試合直後の率直な心境を語ると「もっと前に出ればよかったかなと思う。6ラウンドくらいに出ようと思ったがうまくいかなかった。」と試合を振り返り「今日はプレッシャーがあった。いつもはそんなん感じんけど、新しい家族ができてアカンって言われたくなかったからな」と父親として初めて挑んだ王座統一戦に安堵の表情を見せた。
ウーゴ・ルイス
 試合当日の体重差5キロ(興毅57.5㎏/ルイス62.5㎏)で挑んだメキシコの倒し屋ウーゴ・ルイスは試合後の控室で「判定では自分が勝ったと思った。亀田はもっと前に出てくると思ったが、1ラウンドに一発入れてから逃げてばかりだった。」と試合を振り返ったが「ここは亀田のホームだからね。判定には納得している。」とアウェイでの敗戦に悔しさを隠せずにはいたが判定結果にも納得した様子。それでも「また練習して頑張るつもり。チャンスがあればリベンジしたい」と再起を誓った。「左の人差し指の付け根を1ラウンドに傷め10ラウンドには傷口が開いた」と悔やみ会見の終わりには痛み止めを求めた。
マネージャーのドミンゲス氏
 ルイスのマネージャーのフェルナンド・ドミンゲス氏は「ここは日本だし判定には納得している。KOしないとやはり勝つのは難しかった。8ラウンドがチャンスだったが決めきれなかったのが敗因」と冷静に試合を分析した。
亀田祭り