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[動画・練習公開]2012.12.1

佐藤、テンション上がらず!?

佐藤のスパー
 大晦日、太田区総合体育館でWBC世界スーパーフライ級王者"みちのく魂"佐藤洋太(協栄)は2度目の防衛戦として、挑戦者・赤穂亮(横浜光)と激突する。
 「ライバル対決」として注目を集める一戦まであと1ヶ月、しかし王者・佐藤には暗雲が垂れ込めていた…。

■「THE BEST OF BEST」WBC世界Sフライ級タイトルマッチ
王者・佐藤洋太(協栄)VS挑戦者・赤穂亮(横浜光)
■会場:太田区総合体育館
■日時:12月31日(月)
■お問合せ:協栄ジムTEL.03-6273-2117
この日は益田健太郎と
 11月30日、すでに200ラウンド以上のスパーを重ねている佐藤は挑戦者・赤穂の強打を想定し、1階級上の日本バンタム級6位・益田健太郎(新日本木村)をパートナーに5ラウンドのスパーリングを行った。
スパーリング
 益田はワイルドな左フック・右ストレートで襲い掛かると、佐藤はブロックとスウェーで防御を試みる。しかし益田はスイッチを織り交ぜたワンツーで佐藤にロープを背負わせると、回転の速い左右フック・ストレートを浴びせる。中盤から佐藤もスピードを活かしジャブでリズムを作り、益田の打ち終わりを狙い右ストレート・左ボディを突き刺すが、パートナーのパワーと勢いに押し込まれる場面が目立った。
練習後の王者
 スパーリング終了後、佐藤は「パンチが強くて戦い難かった。まさに益田選手は"プロ"ですね。マジで1本取られましたよ。赤穂対策も試したかったが実行できなかった…。赤穂選手とパンチの質は違うが、一発のある相手は勉強になります。本当に効くし"揺れる"パンチでした」とパートナーの強打に驚きを隠せない王者であった。最後に佐藤は「今日は全然ダメでした…。12月からシッカリと"上げて"いきます!!」と気持ちを引き締めた。
王者は重心がのっていた
 パートナーを務めた益田は「右ストレートの"切れ"があって強い!!いつでも倒せるパンチを持っている。攻めているときも重心が乗っていて安定感があった。今日はダウンしなくて良かったし、想像よりも戦えた(笑)。それもチャンピオンが探りながらスパーをしていたからでしょうね」と佐藤の切れ味を絶賛した。
いよいよ臨戦モードに
 12月に突入し、運命の一戦に向けてカウントダウンが始まった。王者・佐藤は頭も身体も戦闘モードに切り替え、"好敵手"撃破にテンションは最高潮に達する!!