[公開練習]2012.11.20
河野、退路を断つ!
河野の公開スパーリング
大晦日に東京・大田区総合体育館でWBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・コーキャットジム(タイ)に挑む、WBA同級10位"タフボーイ"河野公平が20日、同門の世界王者・内山高志とともに所属するワタナベジムで公開スパーリングを行った。
ラストチャンスに懸ける!
河野は「このチャンスが無ければ、あと1戦やって辞めていた。3度目は無いと思っていただけに、会長への感謝の気持ちでいっぱい。これでダメだったらピリオドを打つ」と自ら退路を絶ち、不退転の決意で3度目の世界戦に臨むことを明らかにした。
手数で押す右:河野
「最後は体力勝負になる」と、現在はスタミナを中心に強化を図る河野。この日のスパーリングではアマ出身の練習生を相手に、強いプレッシャーをかけつつもしっかりと間合いを測り、ワンツーを軸に上下へ手数を出した。
全てを出す!
練習後、「王者の左右の強打を警戒しつつ、序盤からガチガチ打ち合っていきたい。KOできるよう頑張りたい!」と豊富を語った河野は、ウェイトも既に55kg(リミット52.16kg)まで絞り、この段階での仕上がりの良さをアピールした。
内山からもエール!
最後に、河野の苦悩を知る先輩王者の内山からは「しっかりとベルトを獲ってこい!!」と激を飛ばされ、河野は力強く頷いていた。
拡大写真
日本人キラーとして過去3戦、亀田大毅(亀田)、清水智信(金子)、名城信男(六島)を打ち破ってきた王者テーパリットを相手に、ボクサー人生を懸けて挑む河野。大晦日のリングで、高らかにベルトを巻く姿が見たい!