[引退式]2012.9.11
富樫直美、最後の勇姿!!
富樫直美、引退セレモニー
10日、後楽園ホールで開催された「ワタナベジムファミリーVol.3」のリングでは、世界王座7度の防衛を成し遂げ、日本人女子ボクサーの象徴として一時代を築いた、前WBC女子世界ライトフライ級王者"QUEEN"富樫直美(ワタナベ)の引退式が執り行われた!!
富樫 直美
セミファイナル終了後、入場曲"ライオンキング"が流れる中、富樫が緑のベルトを肩に下げリングに登場すると、後楽園ホールは大きな拍手に包まれた。
渡辺会長の挨拶
引退式では、まず始めに(財)日本ボクシングコミッション・森田健事務局長と、日本プロボクシング協会・大橋秀行協会長が富樫に記念品を贈呈した。
続けて、所属ジムであるワタナベジム・渡辺均会長が送る言葉として「本日を持ちまして富樫直美は現役を引退します。富樫は新しい人生のスタートして、9月23日に東京ドームホテルで"結婚式"を挙げます!!」と告白すると、詰め掛けたファンからは"おめでとう!!"のコールが巻き起こった。
続けて、所属ジムであるワタナベジム・渡辺均会長が送る言葉として「本日を持ちまして富樫直美は現役を引退します。富樫は新しい人生のスタートして、9月23日に東京ドームホテルで"結婚式"を挙げます!!」と告白すると、詰め掛けたファンからは"おめでとう!!"のコールが巻き起こった。
内山もエール
そして同門のWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志が「日本の女子世界王者第1号として、富樫さんは女子を引っ張ってきた。練習もとても熱心で、僕も見習う部分が多く、本当に尊敬していました。新しい人生も頑張って下さい。お疲れ様でした!!」と富樫にエールを送った。
拡大写真
最後にマイクを握った富樫は「6月23日にメキシコでエスメラルダ・モレノに判定負けをし、タイトルを奪われました。私自身、この試合の前に勝っても負けても引退を決めていた。本心を言えば、勝って引退をしたかったが…。プロになり4年、仕事と練習、そして試合と悔いはありません!!皆さんの応援と支えがあり、ここまで来ることができました。普通ではできない経験をし、ボクシングを続けてきて本当に良かった(笑)。これからもチャレンジ精神で進んでいきます!!」とその顔に涙はなく、笑顔でラストメッセージをファンに送った。
リングから去る富樫
現役最後のリングだが、結婚を控える富樫の表情は既に戦う女性の顔ではなく、幸せと希望に満ち溢れた顔でキャンバスを踏みしめていた。
女子世界王者として、日本女子ボクシング界の"QUEEN"として、偉大なる金字塔を打ち立てた富樫直美の新しい旅立ちに幸あれ!!
女子世界王者として、日本女子ボクシング界の"QUEEN"として、偉大なる金字塔を打ち立てた富樫直美の新しい旅立ちに幸あれ!!