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[公開練習]2012.8.28

王者の風格

WBA世界王者
 28日、4日後の9月1日に名城信男(六島)の挑戦を受けるWBAスーパーフライ級王者・テーパリット・コーキャットジム(タイ)が報道陣を集め、軽めながらもキレのある練習を公開し、意気込みを語った。
 亀田大毅(亀田)、清水智信(金子)と日本人との試合が続いたことで、日本でも知名度が高くなったタイ人世界王者の今後にも話が及んだ。
王者の風格
 28日、名城信男を挑戦者に迎えて行うWBAスーパーフライ級タイトルマッチを控えた王者・テーパリット・コーキャットジム(タイ)が来日3日目で初となる公開練習の前に会見を開き、報道陣の質問に答えた。
決戦は9月1日
 体調に関する問いに「100%仕上がっている」と今年4月に行われた清水智信(金子)との王座統一戦のために来日した時以上の風格を漂わせ静かに答えた。「減量も順調だし、本国では350R以上のスパーリングをこなしてきた。名城はファイターなので、そのくらい(スパーを)して自信をつけたかった。」と順調な調整ぶりをアピールした。「チャンスがあれば早い回でもKOを狙って行く。必ず本国にベルトを持って帰る。」と不敵な笑みを浮かべた。
王者陣営
 会見に同席したコーキャットジムの会長も「100%の自信を持ってきている!何も問題はない!気候もタイと一緒でやり易い。」と残暑厳しい日本の気候も「大歓迎だ」とテーパリットの最終調整を見ながら目を細めた。
順調な仕上がり
 会見後に行われた公開練習で王者は、2Rのシャドーと2Rのミット打ちに加え、2Rのサンド打ちで大粒の汗を流し、練習を切り上げた。
王者テーパリット
 日本人キラーとして日本のボクシングファンからも注目を集め始めたタイの英雄テーパリットだが、今後に関して「出来れば複数階級制覇を目指したい。」と抱負を語った。
 明日は予備検診が予定されている。