[試合後会見]2012.7.22
噛み合わず
左:角谷・右:帝里
22日、神戸サンボーホールで開催された「千里馬スーパーファイト38」のメインイベントで日本スーパーフライ級タイトルマッチが行われた。王者・帝里木下(千里馬)が日本同級2位・角谷淳志(金沢)をホームに迎え初防衛戦に臨んだ。
王者・帝里木下
距離のかみ合わない序盤、偶然のバッティングによりたびたび試合が中断された。膠着状態に陥った試合は、最終ラウンドまで互いに様子を見ながらヒットアンドアウェイを繰り返す展開となった。2-1の僅差判定決着で、帝里木下が初防衛に成功した。
角谷淳志(金沢)
挑戦者・角谷は開口一番「相手が強かったです。」とうなだれた。サウスポーとの対戦に関して「やり辛かったですね…手が出なかったです。倒しにいこうと思っていたけど、左が飛んできたので、入りにづらくなりました。」と試合を振り返った。今後はの問いに「何で負けたかわかっているんで、まだ余地があるってことなんで頑張ります。」と前を向いて会見を終えた。
王者・帝里木下
初防衛に成功した王者・帝里木下は、勝者とは思えぬ口調で下を向きながら記者会見を始めた。「自分のボクシングができなかった。先に先に打たれてしまって…最初の方に連続でバッティングしてしまったのも前に出れなくなった原因でした…今は終わったことにホッとしてるし、負けなかったことは次につながるので…まあ、良かったかなと」と終始下を向いたまま反省の弁。
千里馬会長
試合後の会見に同席した千里馬会長は「今日の点数は100点中2点やね、まあ、ホンマは1点だけど、俺が教えたんでおまけで2点。課題はまだまだある!」と帝里の肩を叩き会見を終えた。