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[井岡囲み会見]2012.6.21

八重樫さん強かった

歴史的一戦
 名実共にボクシングファンの記憶に残ることになったWBC・WBA世界統一王座決定戦。試合後の控え室に姿を現した井岡一翔(井岡)陣営が囲み取材に応じた。
日本人初の統一王者
日本初のWBC・WBA統一世界王者
井岡一翔

■まず、統一おめでとうございます。
井岡:ありがとうございます。
■改めて今の心境はいかがですか?
井岡:本当に最高やなと思います。
■日本人で始めて黒と緑のベルトを巻いた感想は?
井岡:日本初の統一王者っていうの は自分しか味わえないと思うので幸せだなと思います。
■今日の自分の戦いぶりはいかがですか?
井岡:まあ、前半はペースとったと思ったんで正直4Rの採点は自分が勝ってたんじゃないかと思っていたけど、本当に陣営も万全の体制をとってくれたので後半勝負にいけました!
■8R終わった時点でのスコアもかなり競っていたと思いましたがいかがでしょう?
井岡:最後は本当に気持ちの勝負だと思っていたので採点というよりも気持ちで負けにようにしようと思っていました。
2本のベルトを巻く井岡
■チャンピオンらしい打ち合いも数多くありましたが。
井岡:打ち合いで負けたくはなかったし、「打ち合いは八重樫」といわれていたのも知っていたので打ち合いでも井岡は強いと証明したかったです。でも本当に打ち合い八重樫さん強かったです。
■改めて八重樫選手の印象は?
井岡:本当に想像以上に、八重樫さんもいっていたように「経験の差」を見せたいといっていた終盤、気持ち何度も折れそうになってましたけど自分も今までの試合で、リングで弱音は吐いてきたので、お父さんにも言われましたけど、ここで「鬼」になる「男」になるって思いました。
■大きな目標を一つクリアしました、次は?
井岡:今回のようにチャンスをもらって、いい試合をして、また良い試合をマッチメイクしてもらって盛り上がる試合をして日本中に元気を与えられるようにしたいです。
井岡一法トレーナー
井岡一法トレーナー

■今日の試合を振り返っていかがですか?
井岡一法:ホンマ、白黒はっきりした形になってくれな意味無いし、負けるんやったら大の字になってリングに倒れた方がましやと思っていたから、一翔も打ち合いに応じとったし、ミニマムではあれが限界やとほんまに思ったわ。
■1R、2Rとジャブが出なかったようですが?
井岡一法:それはね作戦やった。なんでかって言うたら、八重樫選手の右のショートストレートが早いし怖かったからやねん。だからずっと右狙おうてました、右で勝負しようとね。
■白黒はっきりつけるといっておられましたが?
井岡一法:もう今回はお客さんの盛り上がりやね、終わってからもお互い抱き合ってましたし、ホンマ久しぶりちゃいます?こんなええ試合!
■次の試合からはL.フライですか?
井岡一法:一翔に任せます。まあ、どっちか返上して階級あげてって思ってます。これからも天狗にならんようにいうてやっていきます。
両陣営
井岡弘樹会長

■今日の試合はいかがでしたか?
会長:ホンマええ試合やった、八重樫選手ホンマ強かったわ。後のことは今日今終わったばっかりやし、一翔と話しして決めて行きますわ。