[公開練習]2012.6.16
佐藤、試練のスパーリング!!
12Rのスパーリング
タイトル初防衛戦を3週間後に控えた16日、都内・協栄ジムでWBC世界スーパーフライ級王者"みちのく魂"佐藤洋太は、タイトルマッチと同じ12ラウンドに及ぶ長丁場のスパーリングを実施した。
パッキャオパンツをはいて
試練のスパーリングでは、WBC世界フライ級15位ウォーズ・カツマタ(勝又)と、日本バンタム級3位ジェロッピ・瑞山(千里馬神戸)がパートナーを務めた。
両者とのスパーを前に佐藤は「ジェロッピとは技術戦になるので楽しめるんですが…。ウォーズはパンチが半端ないし、正直いって怖いです。ウォーズは僕を"殺し"にくるでしょうね(笑)。ここで無理をしないといけないのですが…。今日のスパーは怖いな~」と複雑な笑顔をみせた。
両者とのスパーを前に佐藤は「ジェロッピとは技術戦になるので楽しめるんですが…。ウォーズはパンチが半端ないし、正直いって怖いです。ウォーズは僕を"殺し"にくるでしょうね(笑)。ここで無理をしないといけないのですが…。今日のスパーは怖いな~」と複雑な笑顔をみせた。
前半はウォーズと
最初にウォーズと行われた6ラウンドのスパーで佐藤は、ウォーズの強打を警戒するも、鋭い左ジャブ・右ストレートで距離を意識して動き、反撃の左フックも巧みなバックステップで空を切らせた。接近戦の展開になっても、佐藤は左ボディ・左フック・右アッパーのコンビネーションでウォーズを下げ、ワンツー連打でコーナーに押し込む場面も。佐藤が左ジャブで距離を支配し、左ボディ・右ストレートを突き刺し、ウォーズを完封した前半戦であった。
後半はジェロッピ
続けてパートナーをジェロッピにチェンジした佐藤だが、ジェロッピの緩急をつけたジャブ・ワンツー連打にリズムを狂わされ苦しい展開に。しかし中盤から佐藤はプレッシャーを掛け、ジャブでジェロッピの出足を阻むと形勢逆転。距離を掴んだ佐藤は左ボディ・右クロスを浴びせリズムを取り戻す。最終12ラウンドは佐藤から打ち合いを仕掛け、報道陣の目をリングに釘付けとした。
パートナーを続けてきたウォーズ・カツマタは「サトウは動きが速く、パンチも強い!!スパーを重ねて僕のスタイルも分かり、どう戦えば良いのか理解している。非常に能力の高いボクサーだよ」と佐藤のボクシングセンスを絶賛した。
パートナーを続けてきたウォーズ・カツマタは「サトウは動きが速く、パンチも強い!!スパーを重ねて僕のスタイルも分かり、どう戦えば良いのか理解している。非常に能力の高いボクサーだよ」と佐藤のボクシングセンスを絶賛した。
拡大写真
スパー終了後、サイクリングマシンで汗を流す佐藤は、挑戦者シルベスター・ロペスが17日に来日することを聞き「試合は7月8日なのに、そんなに早く日本へ来て逆効果じゃないのかな?それがロペスのやりかたなんでしょうね。梅雨なのでロードワークも苦労するだろうし、苦しんでもらえないかな…」と冗談交じりでロペスの早期来日を警戒していた。
最後に新井トレーナーは「今日の12ラウンドはとても良かった。チャンピオンとして堂々としていたし、自信に満ち溢れたパンチも打てていた。集中力も途切れていないし、色々なシチュエーションで戦えて良い経験になった」と"試練のスパーリング"を乗り越えた佐藤に太鼓判を押した。
最後に新井トレーナーは「今日の12ラウンドはとても良かった。チャンピオンとして堂々としていたし、自信に満ち溢れたパンチも打てていた。集中力も途切れていないし、色々なシチュエーションで戦えて良い経験になった」と"試練のスパーリング"を乗り越えた佐藤に太鼓判を押した。
ウォーズ、ジェロッピと
ウォーズとジェロッピをパートナーに実戦練習を重ね、佐藤はフィリピン人特有のリズムにも対応できるようになり、王座初防衛に向け大きな収穫となった。
来る7月8日、佐藤の"マジカル・ボックス"は、どんなアイテムでロペスを退けるのか注目して欲しい!!
■WBC世界Sフライ級級タイトルマッチ
王者・佐藤洋太(協栄)VS挑戦者シルベスター・ロペス(比)
■日時:7月8日(日)12時45分試合開始
■会場:横浜文化体育館
■お問合せ:協栄ジムTEL.03-6273-2117
■WBC世界Sフライ級級タイトルマッチ
王者・佐藤洋太(協栄)VS挑戦者シルベスター・ロペス(比)
■日時:7月8日(日)12時45分試合開始
■会場:横浜文化体育館
■お問合せ:協栄ジムTEL.03-6273-2117