[試合後会見]2012.6.10
ばかげた判定だ!
マニー・パッキャオ
6月9日(日本時間10日)米国ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで行われたWBO世界ウェルター級タイトルマッチ、マニー・パッキャオ(比)対ティモシー・ブラッドリー(米)の試合後会見が行われた。
ボブ・アラム氏
大番狂わせを目のあたりにしたとあって、多くの記者や関係者が会見場に集まり選手のコメントに注目した。
両選手の準備が出来る間、マイクの前に立ったのはトップランク代表のボブ・アラム氏。「まずはブラッドリーにおめでとうと言いたい。しかし、今日ほどボクシングに関わっていて恥ずかしいと思ったことはない。」と不可解な判定にがっかりしていた。「ジャッジたちは何を見ていたんだ?僅差にもならない試合だったじゃないか。ロサンゼルスに最高の眼科を知っているから紹介するよ。お金は私が出す。ばかげた判定だ」と半ば呆れた様子で語った。
両選手の準備が出来る間、マイクの前に立ったのはトップランク代表のボブ・アラム氏。「まずはブラッドリーにおめでとうと言いたい。しかし、今日ほどボクシングに関わっていて恥ずかしいと思ったことはない。」と不可解な判定にがっかりしていた。「ジャッジたちは何を見ていたんだ?僅差にもならない試合だったじゃないか。ロサンゼルスに最高の眼科を知っているから紹介するよ。お金は私が出す。ばかげた判定だ」と半ば呆れた様子で語った。
ティモシー・ブラッドリー
そして新WBO世界ウェルター級王者となったブラッドリーが、2ラウンドで足首を痛め、骨折の疑いがあるということで車いすに乗って登場した。「パッキャオはウォリアー(戦士)だった。パンチ、スピード、すべてを持っている」と対戦相手に対し敬意を払った。記者から判定について聞かれると「ジャッジが3人いてこのような結果になった。それ以上のことは言えないよ」と答えた。
拡大写真
ブラッドリーが足首の検査のために病院へ向かい、入れ替わるようにしてパッキャオ陣営が壇上に上がった。「明らかに勝ったと思った。コット戦以来のいい戦いだったと思う。ジャッジは目をつぶっていたとしか思えない」とトレーナー、フレディ・ローチ氏が語った。
そしてパッキャオがマイクの前に立ち「ブラッドリーの効いたパンチは一つもなかった。100%私が勝っていたと思う。ジャッジの判定には文句はないし、受け入れるが、再戦はしたい」と語ると、アラム氏が「マニーが再戦したいのであればそうしよう」と再戦に向けて動くことをパッキャオに約束した。
そしてパッキャオがマイクの前に立ち「ブラッドリーの効いたパンチは一つもなかった。100%私が勝っていたと思う。ジャッジの判定には文句はないし、受け入れるが、再戦はしたい」と語ると、アラム氏が「マニーが再戦したいのであればそうしよう」と再戦に向けて動くことをパッキャオに約束した。
フロイド・メイウェザー・シニア氏
また、会見場で記者の注目を浴びていたのは、先日収監され、頂上対決が期待されていたフロイド・メイウェザー(米)の父、フロイド・メイウェザー・シニア氏の姿だった。「確実にパッキャオが勝っていたが、今日は運に見放されたのだろう」とライバルを称えた。