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[前日計量]2012.6.10

喰うか喰われるか

左:氏家 右:湯場
 日本ミドル級タイトルマッチを明日に控えた王者・湯場忠志(都城レオスポーツ)と挑戦者・氏家福太郎(新日本木村)の前日計量が10日、都内のJBC事務局で行われた。
 元気一番、笑顔で登場の挑戦者に対し、若干疲れの色を見せる王者と対照的であったが、ともにリミット72.57kgを1発クリア。計量後、決戦に向けて両雄に最後の決意を聞いた。
湯場 忠志
■日本ミドル級王者
湯場忠志(都城レオS)
72.4kg
「コンディションはいつも通り。氏家選手とは初めて対面したが、気持ちの強い選手だと思う。お互いにこれまでの練習の成果を出し切りいい試合がしたい。4年振りの初防衛戦。不安半分、楽しみ半分といったところです」。
氏家 福太郎
■挑戦者・同級1位
氏家福太郎(新日本木村)
72.3kg
「練習もかなり追い込んで、過去にないほどのキレです。僕との身長差は8cm。やはり大きいですね。フック系の自分に対し、湯場さんは綺麗なストレートを最短で打ってくるでしょう。ロングは危険なので、いかにして当てる位置に入り細かく打てるか…。位置取りが大きなカギです。生ける伝説と戦えるのは光栄ですが、まさに喰うか喰われるかの試合だと思っています。結果も大事ですが内容にこだわり、ボクシングファンの心を熱くさせたい。今、僕の心にもまさに青い炎が燃えている!ワイルドだぜぇ~!!」。