ボクシングモバイルニュース
[直撃取材]2012.5.27

"音速の拳"が全開!!

八重樫 東
 来る6月20日(水)、大阪府・ボディメーカーコロシアムで開催される、WBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(井岡)VSWBA世界ミニマム級王者・八重樫東(大橋)の世界王座統一戦。
 八重樫は日本ボクシング界の歴史にその名を刻むべく、その拳に更なる磨きを掛けていた!!
村中とのスパー
 世界王座統一戦に向け八重樫は21日から本格スパーに突入、同門の日本ミニマム級1位・原隆二や、日本ライトフライ級王者・黒田雅之(川崎新田)とラウンドを重ねている。そして26日、WBA世界フライ級13位・村中優(フラッシュ赤羽)と6ラウンドのスパーを実施、ボクシングモバイルでは白熱のスパーを直撃した。
大橋会長
 序盤こそ両者は初スパーということもあり慎重なスタートとなったが、中盤に八重樫が仕掛ける。鋭いジャブ・左フックで下げると、高速回転の連打が炸裂、村中をロープに釘付けとした。2階級上の村中もジャブでリズムを立て直そうとするが、八重樫は強烈なプレッシャーで後退させ、再び"音速の拳"が全開となった。大橋会長も「いい感じで動けている。合宿からパワーアップしているよ」と笑顔を見せた。
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 スパー後、八重樫は「合宿の疲れも抜け、身体も良く動くし上り調子ですよ。これからスパーで感覚を研ぎ澄ませていきます。あとは統一戦までに怪我をしないことが大前提ですね。そして6月20日にコンディションをマックスに持っていきますよ!!」と順調な仕上がり具合をアピール。
村中 優
 パートナーを務めた村中は「パンチのスピード、身体のスピードと速いです。拳も固いし、パワーもミニマム級じゃない。凄いですよ!!統一戦は八重樫さんがパワーとスピードで"ガツン"とやってくれるでしょう。期待しています!!」とエールを送った。
 世紀の一戦まであと25日、日本ボクシング界初の統一世界王者としてボディメーカーコロシアムに君臨するのは果たして…。
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■WBC&WBA世界ミニマム級統一戦
WBC王者・井岡一翔(井岡)VSWBA王者・八重樫東(大橋)
■日時:6月20日(水)
■会場:ボディメーカーコロシアム(大阪府立体育館)
■お問合せ:大橋ジムTEL.045-314-1994