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[試合後会見]2012.5.18

土屋、連続KO記録は…

土屋の入場
 18日、後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のメインイベントには、デビューから12連続KO勝利中の日本スーパーライト級9位"KOアーティスト"土屋修平(角海老宝石)が登場した。
 会場は土屋の剛打がヘリ・アンドリヤント(インドネシア)に炸裂し、連続KO記録を"13"と伸ばすシーンに期待が集まった!!
左:アンドリヤント 右:土屋
 序盤3回、土屋はジャブから右ストレートでアンドリヤントからダウンを奪うも、ここはラウンドを凌がれる。土屋は右ストレート・右アッパーで攻め立てるが、アドリヤントはブロックを固めダウンを拒み続ける。最終8回、KO勝利を演出しようと土屋は右アッパー・左フックで膝を揺らすが、インドネシア人は懸命のクリンチで時間稼ぎに出ると、遂に試合終了のゴングが打ち鳴らされた。土屋は判定勝利を奪い、無敗の13勝と白星を重ねるが、連続KO記録は"12"でストップ。無念の表情で天を仰ぐ土屋であった。
土屋の会見
 試合後、ドクターチェックが終わり土屋は控え室で会見を開いた。「どうもすいません!!」と開口一番、土屋はKO勝利を奪えなかったことに頭を下げる。続けて試合を振り返ると「右ストレートがいきなり当たった。3ラウンドに倒した右は感覚がなかった。7、8ラウンドとリズムが出てきたところで終わってしまった。あれだけ亀になると…。俺が下手糞でした。力み過ぎですね」と反省しきり。
田中トレーナーと
 ここで田中トレーナも「ガードを固めるのは予想していた通りだった。3ラウンドにダウンを獲ったことで、逆にリズムが狂った。逃げる相手に対し、追いかける足がなかった。これからもっと足を鍛えないといけないな」と土屋の課題を口にした。
倒すことにこだわる
 最後に土屋は「これで僕の注目もなくなるでしょう。実は気持ちの中で連続KOは気にしていました(笑)。ここからシッカリとボクシングを組み立てないといけない。それでも倒すことにはこだわって行きます!!」と再びKOを狙っていくと前を向いた。
 土屋修平の連続KO記録は"12"でストップとなったが、今回のアドリヤント戦がボクサーとして大事な経験になることであろう。"KOアーティスト"は更に大きくなり、新たな戦いをスタートさせる!!