[統一戦後の会見]2012.4.5
ゆっくりしたい。
清水VSテーパリット
WBA世界スーパーフライ級王座統一戦のリングに上がった清水智信(金子)とテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)。決戦の後、両者が会見を行った。
清水王座陥落
プライドをかけた王者同士の頂上決戦は、9ラウンド2分15秒TKOでタイの雄・テーパリットが勝利した。
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試合後の会見で今の気持ちを聞かれた清水は「結果が出てスッキリした。」と穏やかな表情を見せた。「(自身の)左は当たっていたがそれ以上に自分が打たれ弱かった。判定までいけば勝てると思ったが、4ラウンドのパンチが効いてしまった。今までならあれで倒れていた。気持ちで打ち合ったが千鳥足になってしまった。最後は覚えていない。テーパリットの左は見えにくかった。想像以上にパンチが強かった。」と試合を振り返った。
結果が出てスッキリしたと清水
今後については「もう一度やってみたいが、敗者なので何もいえない。」と話すと、フライ級に戻すかについても「わからないです。いろいろなことがあったのでゆっくり考えたい。この半年は本当に長かった。テーパリットではなく、他の誰かと戦っている気がした。」と一息入れ、引退に話が及ぶと「まだ何も考えられない」と明言を避けた。
清水の試合後会見
同席した金子会長は「ゆっくり休んで、フライでもスーパーフライでもチャンスを作ってやりたい。清水が立ち上がるなら全力でサポートする」と清水の復帰をバックアップすることを約束した。
テーパリット王座統一
決戦を制したテーパリットは清水の印象を「スピードがあった。右ストレートはよかった。判定には自信がなかったので、接近戦に持ち込みKOするつもりだった。」と話すと、試合前に公言した6ラウンドノックアウト勝利とはならなかったことに関して「清水のスピードが理由」とし、今後について「日本人の誰とでも戦う」と自信の表情を見せた。