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[試合後会見]2012.3.31

名城健在!

名城信男
 先日、地元タイで名城の挑戦を退けた前王者スリヤンを後楽園ホールで倒した佐藤洋太(協栄)がWBC世界スーパーフライ級王者に君臨し、4月4日にはWBA世界同級の正規王者・テーパリット(タイ)と休養王者・清水智信(金子)が統一戦を控えるとあって心中穏やかではないはず。
大晦日の試合に続くKO勝利で健在ぶりをアピールした元WBA世界スーパーフライ級王者・名城信男(六島)に試合直後、話を聞いた。
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 反射的にカウンターを合わせた右ストレートが、KO勝利以上に名城のボクシングセンスを際立たせた。先日、佐藤洋太に世界タイトルを奪われたスリヤン(タイ)がして、名城が最強と言わしめた元世界王者の充実ぶりを、二人三脚でこれまで戦ってきた六島ジム枝川会長は「名城は最後まで力が落ちない、とスリヤンが話していた。負け惜しみに聞こえるのでいいたくないが、スリヤン戦は、アウェイだったので悔しい思いをしたが、負けたとは思ってない。」と冷静に分析する。
 日本人が独占する世界スーパーフライ級のベルトに名城は「チャンスを頂けるならいつでもやります」と目を輝かせた。