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[インタビュー]2026.10.20

「このままでは終われない」尾川堅一が世界再挑戦へ前進

尾川堅一(38=帝拳)
 元IBF世界スーパーフェザー級王者でWBO世界同級3位の尾川堅一(38=帝拳)は、11月7日(土)、後楽園ホールで開催される「DYNAMIC GLOVE on U-NEXT Vol.49」のセミファイナル、131LB契約10回戦で、韓国フェザー級1位のイ・ジェウ(33=韓国)と拳を交える。

 2022年6月にIBF王座を失ってから4年半。ノンタイトル戦で6連勝を重ねながら、世界再挑戦の機会を待ち続けている。前戦後には「これが限界なのかな」と弱気になったというが、周囲の言葉を受けて気持ちを立て直し、再びリングへ。38歳の元王者が、11月の一戦でKOを狙う。

■前戦が終わってからここまで、どのようなことを考えながら取り組んできたのでしょうか?
尾川 前回は倒しきれずに終わったので、何が悪かったのかを考えてきました。スピードや感覚は良かったので。常に考えてはいるのですが、反省点を踏まえながら取り組んできました。

■試合後は、「これで最後かもしれない」とも話していましたが。
尾川 試合ができるかどうかは、会長が組んでくれるかどうかじゃないですか。試合後に言葉をかけられて、自分の中でも納得がいかない試合だったので、「これが限界なのかな」とネガティブな気持ちになりました。試合後なので、感情の揺れもあって言いました。

■なるほど。
尾川 その後、周りと話しながら振り返って、「このままでは終われない」という気持ちで練習を続ける中で、「もう一度やらせてください」と話し、11月に決まりました。

■世界戦がなかなか決まらない状況について。
尾川 簡単に決まらないものだと思っているので。階級のこともありますし、世界チャンピオンが日本人だったら(決まりやすい)とも思いますが、こればかりは仕方がないことですし。ナバレッテ(エマヌエル・ナバレッテ=メキシコ/IBF世界Sフェザー級、WBO世界Sフェザー級スーパー王者)が王座統一戦をしたいという気持ちも分かります。もし、自分が逆の立場だったらそう思うでしょうし。そこは我慢ですし、タイミングですし。チャンスを待つしかない。モチベーションが下がることはないです。決められた試合をやって、良い状態に持っていくことです。

■ただ、やはりここまで長いとは思っているのではないですか。
尾川 長い……。僕が世界戦をできたのも、当時のチャンピオンが体重超過して、王座剥奪が2度あったことで(王座決定戦のチャンスが)回ってきたので、我慢しかないですよ。ここで自分が弱くなったら辞めるだけですし、負けたらそこで終わりですし。

■しかし、諦めないのは、もう一度世界チャンピオンになりたいからで。
尾川 もちろん。家族や周りの方に「続けてほしい」という言葉も掛けてもらっているので。諦めずにやっていますし、体も動きますので。まだまだやれるなと思います。

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