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[インタビュー]2026.7.25

豊嶋亮太「崖を掴んでいる状態」統一戦へ、世界を見据える30歳の現在地

豊嶋亮太(30=帝拳)
 WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級王者の豊嶋亮太(30=帝拳)が、次なる勝負の舞台に立つ。8月16日(日)、後楽園ホールで開催される「TREASURE BOXING PROMOTION 14」で、OPBF東洋太平洋同級王者の緑川創(39=EBISU)との王座統一戦に臨む。

 今年4月に初防衛に成功し、WBA、WBOの2団体で世界ランキング入り。戦績だけを見れば上昇気流に乗っているように映る。しかし、本人の言葉から伝わってきたのは充実感よりも危機感だった。

 「今、指で崖を掴んでいる状態」

 世界に近づいた実感より、今の位置を失わないために勝ち続ける必要があるという感覚。歓声を拒み、変化を止めず、敗戦すら糧にする。その積み重ねの先に、豊嶋が見据える世界がある。

 統一戦を前に、現在地と未来、その思考を聞いた。

■これまで緑川選手のことは意識したことがありましたか?
豊嶋 状況的に近いうちに対戦するだろうなと思っていました。

■あらためて、緑川選手の印象を教えてください。
豊嶋 格闘技のキャリアが長くて、他の競技からボクシングに転向して、しっかりと技術を見せています。上手くアジャストしているなと思います。キックボクシングの時は「ガーッ!」とくるイメージでしたが、ボクシングに来てからは静かに立ち回ったりするところがあり、キック時代とやり方を変えているなと思います。

■豊嶋選手もキックボクシングをしていましたが。
豊嶋 はい。自分が中学、高校生の時に緑川選手は、キックボクシングの第一線で活躍されていた方です。

■2023年1月に佐々木尽選手(八王子中屋)に敗れてから7連勝です。
豊嶋 ここ1〜2年、伸びしろを感じる日々が少なくなっていて。ある程度、確立されたものがあるので、新しく何か取り入れようとするのですが、毎回ピンとくるわけではないです。でも、やらないと上手くいかなかったことすらわからないので、とりあえず何かをやる。基本は押さえて、新しいものを取り入れようとしています。

■伸びしろを感じないことに焦りはないですか?
豊嶋 目指したいところ(世界)から考えると、何かができないことが良いわけではない。できることが多いことに越したことはないと思います。同じことを極めることも大事ですが、上に行った時に何ができるかなって、常に焦りはあります。ただ、常に満足しないところ、完成しないからこそ、それはモチベーションになっています。

■現在、世界ランキング入りしていますが、すぐに世界となると現実味はないと思いますが。アジアのベルトを何本も獲得していますが、現状をどのように捉えていますか?
豊嶋 さっきの話に戻るのですが、時が来るのを待てる状態にしたい。結局、勝つこと。上がるとか維持するとか以前に、負けると今の位置からいなくなるわけで。

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